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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第2話 零治VSライ
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もっと強くなるよ」
「ご指導ありがとうございます、師匠!!」

と、深々と頭を下げるセッテ。

「そしてこれからもご指導、よろしくお願いします!!」

と最後に目をキラキラさせて言うのだった……








さて、もう一方の2人、ライと優理も模擬戦を始めた。

「ライさん速い………」

戦いを見ていたセッテが思わず呟いた。
誘導弾を飛ばし、ライのスピードを緩めようとする優理だったが、ライの速さにまだ一度も直撃してない。

「くうっ、バスター!!」

ライとのタイミングを合わせ、盾からディバインバスターを飛ばしたが、戦闘機の様にローリング回転しながら避け、そのまま………

「でりゃあああ!!!」

勢いそのまま、斬りかかった。

「うぐぅ………!!」

その攻撃を何とか受け止める優理。

「うん!優理も大分盾の使い方が慣れてきたね。だけど防戦一方じゃ勝てないよ!!」

そう言って怒涛の勢いでハーケン状態のバルニフィカスで斬りかかる。

「分かっているけど………!!」

しかしライの攻撃によって攻撃に転じられないようだ。
ライも本気で攻撃しておらず、同じ攻撃を繰り返しているので隙はあるのだが、優理はそれを見つける余裕が無いみたいだ。

「今!!………ああっ、優理さっきのタイミングならカウンターで返せたのに………」

と空を見上げながらセッテが呟く。
確かにさっきのタイミングならセッテのブレードでカウンターの様に返せるだろうが、優理は大きな盾とレイピアである。

今のタイミングだと自爆するだろう。

「………優理はまだ盾の使い方を完全に理解できてない。盾は守るものって認識を捨てきれないと、攻め寄られた時、相手に好き放題やられてしまう」
「ですが師匠、じゃあどうすればいいのでしょう?」
「簡単だよ、武器として考えて使えばいい。そうすれば本当の意味で攻防一体の戦闘が出来るんだけどな………」

やはり今の優理では難しい事のようだな。

「あっ!?」

そしてとうとう優理は押し負けたのだった………

「優理、残念だったね」
「デバイスって難しい………もっと上手くいくはずだったのに………」
「僕を倒すのには10年早かったね!!」
「………ライに一撃も与えられなかったのが本当に悔しい………」

サムズアップするライを見て睨みながら呟く優理。
本当に悔しかったようだ。

「まあ随分と上達してるよ、頑張れ優理」
「うん。今度はライに勝つ!」

ビシッと指を指して宣言する優理。
いつになるか分からないが、俺も楽しみにしてよう………

「………どうでもいいけどアタシの出番は無いのかよ!!」

あっ、アギト連れてきたの忘れてた。

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