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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第2話 零治VSライ
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ど………』
「はっ!?申し訳ございません、うっかりと………」
………まあ口走った所で誰も信じないだろうが。
「………取り敢えず今日は帰るぞ。今日は士郎さんが忙しいから俺達だけで鍛錬だ」
「はい!!よろしくお願いします師匠!!」
もう大声で言わないでくれ、皆に変な目で見られるだろうが………
「へぇ〜零治君って偉いんだね!!」
訂正、おかしな奴が一人いた。
「植川さん、その反応はおかしいと思うよ」
「ふぇ?」
本当に変わってるよな………
「師匠、早く早く!!」
「わ、分かった、じゃあまた明日!!」
「あっ、うん!!」
「じゃあな零治」
急かされて俺達は教室を出ていった………
「さあ、始めましょう!!」
学校から真っ直ぐ家に帰った俺達。
途中ライが俺を見つけ、一緒に帰り、家にいた優理も行きたいとごねたので、アギトを含め、5人でトロメイヤへ来ていた。
キャロは宿題をするとかで真白ちゃんと図書館に出かけたらしい。
「師匠!!何ぼけっとしているのですか!?」
そう言って手には既にセッテの固有武器、ブーメランブレードが両手にあった。
「じゃあ始めるか」
「はい!!」
このブーメランブレード、結構くせものである。
セッテの先天固有技能、スローターアームズによりブーメランブレードを今のところ最大3つまで展開でき、それをブーメランの様に使いながら操る。また自ら斬り込む事も出来るのだ。
その攻撃は360度囲まれいるような感覚だ。
しかしセッテは相手が悪かった。
「っ!?流石師匠、オールレンジからの攻撃も難なく避けますね!!」
「まあ、俺の師匠みたいな人はもっとえぐい攻撃をしてきたからな」
その師匠とは当然、先輩ウォーレン・アレストの事である。
あの人の攻撃はバカみたいに多く展開した魔力弾とスフェアの絶え間ない攻撃。
一つ一つの威力は弱いのだが、塵も積もれば山となる。
ブラックサレナのフィールドでも耐えきれないほどである。
そんな怒涛の攻撃を喰らい、避けてきた俺にとって3つのブーメラン位簡単に避けられるのであった。
「空牙絶咬!」
大振りになったセッテの隙を突いて高速の突きを繰り出した。
「あがっ!?」
その一撃は見事にセッテの脇腹に直撃し、地上に落ちていった………
「さ、流石師匠………私、まだまだですね………」
「まあな、ブーメランの操作もままないし、クロスレンジの戦闘も甘い。せめてブーメランの操作と連携がしっかりすればまだうまく戦えるんだがな………」
「ううっ、精進します………」
「………まあセッテは身体能力も他の姉と比べても凄いんだし、これから
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