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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第2話 零治VSライ
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する。
今はこの癒しを大事にしておきたい。

「レイ、少しいいか?」

そんな中、夜美がB組を覗きながら俺を呼んだ。

「夜美?どうした?」
「すまん、数学の教科書を忘れてしまってな、貸してくれないか?」
「ああ、いいよ」

そう言って数学の教科書を渡した。

「しかし夜美が忘れ物とは珍しいな」
「我だって忘れ物くらしする。………昨日少し夜更ししてしまってな………」
「あんまり夜更しするなよ、肌荒れるぞ」
「分かってる。それに朝あんな事があってちゃんと確認する暇も無かったのだ」
「いや、それは俺は悪くないだろう………」
「レイが無防備過ぎるのだ」

いや、流石に熟睡してたら誰だって無防備だろうが………

「我も思い切って潜り込んで………」
「夜美………?」
「!?ああ!!それじゃあ授業が終わったら返す」
「あ、ああ。………変な落書きするなよ?」
「するか馬鹿者」

そう笑いながら言って夜美は戻っていった。
しかし途中何か呟いていたが、本当に変な落書きをされたらどうしよう………?

この前ライに貸した古文の教科書はよだれでベトベトになってたし………
まあ夜美ならありえないか。

「相変わらず仲がいいね」
「別のクラスになったのはこういうのが良いよな。忘れ物しても借りられるし」
「あの様子を見るとセッテの影響はそんなに無いんじゃないのか?」
「夜美は他の2人よりは分かってくれてる所があるからな。それでも怒るときは怒るし、普段怒らない夜美が怒るのも結構怖い………」
「確かに大人しい子が起こると怖いって言うしね………ってあれ?何でみんな離れるの?」
「い、いや………」
「何でもない………」

桐谷と明人は何でも無いと言ったが、実際は大有りなのだ。
植川が一旦キレ出すと普段のほんわかした雰囲気は何処へやら、もう止めようが無いくらい暴走する。
まるで二重人格の様に。

「とにかく、最近疲れ気味なので次の時間もゆっくり寝ることにする………」
「魔王様がいないから安心だな」
「「魔王様………?」」






「へくし!!」
「高町さん?どうしたの?」
「い、いえ!!何でも無いです!!………誰か噂でもしてるのかな………?」





「師匠、お迎えに上がりました!!」

帰りのホームルームが終わると同時に後ろのドアが勢い良く開き、そこにはピンクの髪の少女が。
言わずともがな、セッテである。

「俺、師匠じゃ無いって」
「いえ、そんな謙遜なさらないで下さい!!私をものの見事にま………」

そこまで口走った所で桐谷と共に、セッテを取り押さえた。

「な、何をするんです!?」
『お前こそ何言ってるんだ!!ここで魔法の事は喋るなとあれほ
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