一話目
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少女である。という点を除けば普通の少女だ
得意教科は理数系。苦手教科は文系
もっと苦手なのは体育。血筋のためか、そこまで酷くはないが中の下と言ったところだろう
利き手は左。ちょっと自慢
成績は全体的に見れば良い方。それもちょっと自慢
自称『平凡な小学三年生』それが高町なのはだ
彼女の起床時刻は7:30
眠たそうに目を擦りながらベッドから離れることで、彼女の朝は始まる
まずは部屋を出て、下に降りて洗顔をする。眠気を飛ばさなければその日の授業を生き残れないからだ
次に制服へと着替えるために自分の部屋に戻る、少し足早なのは少しでも急がないと朝食を食べれないからだ
着替え終えれば朝食だ。家族と朝の挨拶を交わしにいく
「おはよう。お父さん、お母さん」
「おはようなのは」
「おはよう。なのは。よく眠れた?」
「うん!」
父は高町士郎。母は高町桃子。彼女の自慢の両親だ
両親は喫茶店を経営しており、この町『海鳴市』でもそこそこ有名な店だ
おすすめメニューは父が入れた絶品コーヒーと、母が作った絶品ケーキ
彼女も母が作ったケーキが大好物だった
「ふぅ…あ。おはようなのは」
「お姉ちゃん。おはよう」
次にリビングに入ってきたのは姉である"高町美由希"だ
艶やかな黒ロングヘヤーに眼鏡をつけている。可愛い物好きで、オコジョのような動物は特に好きらしい
しかし、料理の腕は壊滅的で。なのはもその腕に一度寝込んだことがある
あれはもう、二度と味わいたくないものだ
美由希は運動をしていたのだろうか、流れる汗を可愛らしいタオルで拭っている
少し色気が出ていて、なんとなく羨ましくなった
「ねぇ聞いてよ〜…きょうちゃんったら酷いのよ〜ちょっと忍さんとの仲を聞いただけなのにお姉ちゃんをいじめてくるのよ〜」
「にゃ、にゃはは…」
「兄をからかってくるお前が悪い。なのは、おはよう」
「あ。お兄ちゃん。おはよう」
同じようにタオルで拭いながらリビングに入ってきたのは、兄である"高町恭也"
長男であり、高町家の三人兄弟では一番の年上だ
姉の美由希とは結構仲が良く、時々恋人のように見えるが、兄の恭也には既に恋人がいるのでそれはありえないだろう
恭也にそう言われると、美由希は「うぅ〜…私だって女の子なのに〜」と愚痴を溢している
なのはにはよく分からないが、家にある道場で何やら修行なるものをしているらしい
幼いなのはにはその内容を誰も教えてくれないが、以前父が少しだけ溢した
曰く『人を守る修行』らしい
幼いなのはは、その響きにスゴく憧れた
「皆揃ったわね…さ、食べましょうか」
母の桃子が、最後に作った料理をキッチンから持ってくる
それを机において、朝の食卓の完成だ
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