暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1313話
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ーネリアはギアス世界の3分の1以上を占領したブリタニア皇族だし、俺がいない間にシャドウミラーに所属する事になった近衛だって血筋的には高貴な血筋だって話だし、神楽坂は言うに及ばず。
 今のところはこの3人がシャドウミラーの中でも王族や皇族といった者達だろう。
 そこから大分位は下がって、代々軍人一家のナタルや、家が大富豪だったムウといった面々が出てくるのか。
 ……シャドウミラーの代表を務めているけど、俺は生まれとしては特別な事はないんだよな。転生云々を抜かせば。

「そ、そうですか。では、その方を迎える用意を……」
「ああ、別にいらない。俺が使ってた部屋をそのまま使わせてやってくれ」
「は? その、いいんですか?」
「ああ」

 漫画とかの大半は既に空間倉庫に収納済みだが、それでも全く何も置いてない訳じゃない。
 ハルカが来た時に良く見ていた雑誌とかも置いてあるし、暇をするような事はないだろう。
 神楽坂が大人しく部屋でじっとしているのかと言われれば、首を傾げざるを得ないが。
 恐らくナデシコの中を見回り……いや、違うな。研究所の方に手伝いに行くか?
 だが俺はそれを止めるつもりはない。
 神楽坂は人に好かれやすい性格をしているし、ここで避難民の手伝いをしてシャドウミラーに対する好感度を上げてくれれば、こっちとしては願ったり叶ったりだ。それに、神楽坂の場合は咸卦法が……ああ、そうか。その件を言っておくのを忘れてたな。

「ちなみにだが、神楽坂に妙な真似はしないようにな。神楽坂は年齢こそまだ20代で若いけど、生身での戦闘はかなり強い。それこそバッタ程度なら余裕で倒す事が出来るだろうし、エステバリスだって多分どうとでもなる」

 その言葉を聞いた瞬間、プロスペクターだけではなくゴートの表情までもが驚愕に見開かれる。

「えっと、その……神楽坂さんという方は王族なのです、よね?」
「ああ」
「それが、バッタやエステバリスを生身で倒す、と?」
「最近の王族はそれくらいの力がないとやっていけないらしいぞ」
「そ、そうなのですか? さすが異世界の王族、色々と変わってますね」

 プロスペクターが困ったように告げる。
 今の俺の言葉を本気にしたのか、それとも単なる冗談か何かだと判断したのか……それは分からないが、あながち冗談って訳でもないんだけどな。

「じゃあ、そういう訳ですぐに神楽坂をこっちに呼ぶ。何か用事があるのなら、神楽坂に言ってくれ。俺のコミュニケを渡しておくから」
「は、なぁ。分かりました。それで、アクセル代表は次いつこちらに?」
「明日だな。一応今日はホワイトスターとの間にゲートが開いたって事で、家に戻ろうと思う。……待ってる相手もいるしな」

 そう告げると、プロスペクターも俺が何を言いた
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