第12話
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クの宣言を聞いた男達は黙り込んだが
「クク……」
「ははは………」
突如不敵な笑みを浮かべて笑い始めた。
「……なにがおかしい?」
(まさか………)
笑い続けている男達の様子にアガットは眉を顰め、ある事に思い当たったバダックは厳しい表情をした。
「いや、なに。おめでたい連中だと思ってな。それに、我らの”勝ち”だ。」
「なに………」
男の宣言を聞いたアガットは眉を顰めた。
「ハッ!」
「チィッ!」
「ムッ……!」
「エステル、危ない!」
「わかってる!」
その時銃撃が放たれ、ルーク達は後ろに跳躍して銃撃を回避した。すると謎の飛空艇が男達の背後に現れた。
「やっぱり、飛行艇!」
「飛行艇だと!?何でそんな物まで持ってんだよ!?」
「クソ、ここまで大がかりな組織だったのか!?」
飛行艇の存在にルーク達は悔しそうな表情をした。
「フフ、形勢逆転だな。」
「ここで殲滅するのもいいが、遊撃士協会を敵に回すつもりはない。」
「そこで黙ってみれいれば、命だけは見逃してやるぞ。」
「こ、この〜〜っ!言わせておけば……」
男達の勝ち誇った笑みを向けられたエステルは今にも飛び出しそうな雰囲気を出していたが
(エステル、ここは彼らの言う通りにしよう。)
(えっ!?)
ヨシュアの忠告に目を丸くした。
(奴等に従うフリをして、油断をさせろ。)
(奴等が爺さんを運び込もうとする瞬間、そのタイミングで飛行艇に突入、飛行艇ごと奴等を制圧する。)
(だから、今はこらえろ、エステル。)
(りょ、了解……!)
そして先輩である正遊撃士達の指示に頷いた。
「フフ、賢明な判断だ。」
「では、失礼させてもらおう。」
ルーク達の様子を見た男達は次々と飛行艇に乗り込み、最後の一人がルーク達に背を向けてラッセル博士を担ごうとしたその時
(今だ……!)
アガットの号令を合図にルーク達は突撃したが
「だ、だめえ〜っ!」
聞き覚えのある少女の悲鳴と共に砲弾が飛行艇に命中した!
「なにっ!?」
「ムッ!?」
「まさか……!」
突然の攻撃にアガットやバダック、ルークが驚いたその時、導力砲を両手に持ったティータがルーク達の背後から現れた。
「こ、子供!?」
「ティータ!?」
「しまった!レンとは入れ違いになって、僕達に付いてきていたのか!?」
ティータの登場に男達とエステル達、双方は驚いた。
「お、おじいちゃんを返してっ!
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