第10話
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?」
「そいつはこっちのセリフだぜ。騒ぎを聞いて来てみりゃまた、お前らに先を越されるとはな。ったく半人前のくせにあちこち首突っ込みすぎなんだよ。」
「こ、こんの〜……あいかわらずハラが立つわねぇ!」
アガットの自分達を馬鹿にするような言葉を聞いたエステルはアガットを睨み
「ったく、子供扱いしていたレンに力の違いを見せつけられた件があったのにまだ懲りてねぇのかよ?」
ルークは呆れた様子で溜息を吐いた。
「るせぇ!あの時はちょっと調子が悪かっただけだ!」
ルークの口から出た自分にとって忌々しい話を出されたアガットはルークを睨んだ。
「あの……お姉ちゃん達の知り合い?」
「アガットさんって言ってね。ギルドの先輩ブレイサーなんだ。」
「ふえ〜、そうなんだ。えっと、じゃあルークさんと同じお姉ちゃん達の遊撃士さんなの?」
アガットの正体をヨシュアから聞いたティータは目を丸くして尋ね
「ううん。アガットは確かC級だってジャンさんから聞いた事があるから、A級のルーク兄の方が断然上よ!」
「エステル……本人を目の前にそんな事を口にしない方がいいよ……?」
ティータの質問に胸を張って答えたエステルの話を聞いたヨシュアは冷や汗をかいてアガットを見つめた。
「おい、ちょっと待て。どうしてガキがこんなところにいやがる?」
その時一般人であり子供であるティータの存在に気付いたアガットはティータを睨み
「……ひっ……」
アガットの睨みに悲鳴を上げたティータはエステルの背中に隠れた。
「ちょ、ちょっと!なに女の子を脅かしてんの!?」
そしてエステルはアガットの行動を咎めるかのようにアガットを睨んだ。
「………………………………。チッ……。言いたいことは山ほどあるが後回しにしといてやる。それで、一体どうなってるんだ?」
「はい、実は……」
ヨシュアはアガットとルークにラッセル博士の姿が見当たらないことや発煙筒が置いてあった事等を説明した。
「博士が!?」
「フン、発煙筒といい、ヤバい匂いがプンプンするぜ。時間が惜しい……。とっととその博士を捜し出すぞ!」
「うん!」
「了解です。」
「……おじいちゃん……」
そしてルークとアガットを加えたエステル達がある階層に入った時、聞き覚えのない声で怪しげな会話が聞こえてきた。
「……待たせたな。最後の目標を確保した。」
「よし……それでは脱出するぞ。」
「用意はできてるだろうな?」
「今の声は……!」
「急ぐぞ、エレベーターの方だ!」
エステル達が武器を構えてエレベーターに
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