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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第9話
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いた。
「そしてあたしいは、その”重心”にまずは働きかけることにした。”Z組”という初めての試みが今後どうなるかを見極めるために。それが理由よ。」
「…………………」
サラ教官の話を聞いて黙り込んでいたリィンだったが通話越しに聞こえてくる何かを飲む音を聞き、苦笑しながら指摘した。
「って教官。何を飲んでいるんですか?」
「ビールよ、ビール。週末なのに部屋で寂しく一人酒に決まってるじゃないの。まったくもう、ダンディで素敵なオジサマの知り合いでもいたら一緒に飲みに行ってるんだけど。」
「あのですね……」
「――ま、あんまり深く考えずにやってみたら?どうやら”何か”を見つけようと少し焦ってるみたいだけど……まずは飛び込んでみないと”立ち位置”も見出せないわよ?」
「!」
「ふふっ、それじゃあね。寮の門限までにはちゃんと帰ってくるのよ〜?」
そしてサラ教官は通信を切り、リィンはアークスを元の位置に戻し
「”立ち位置”か……そうだな―――まずは動いてみるか。」
やがて夜空を見上げて呟いた後寮に向かって歩き出した。
その後エリオット達に学生手帳を配り終えたリィンは翌日の”自由行動日”に備えて床についた。
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