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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第9話
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たリィンはエリオットと共に学院に向かい始めた。



〜トリスタ〜



「でもこの2週間……ホント、あっという間だったね。覚悟してたのは武術訓練くらいだったけど……まさか普通の授業のレベルがあんなに高いとは思わなかったよ。」

リィンと共に学院に向かっているエリオットは入学してから2週間の出来事を思い出して疲れた表情をした。

「まあ、文武両道はエレボニアの気風でもあるからな……予復習はきっちりやらないとついて行けなくなるかもしれない。」

「はあ……リィンもそうか。委員長とマキアスが羨ましいな……どっちも凄く頭がいいみたいだし。入学試験じゃ、委員長がトップでその次がマキアスだったんでしょ?」

「そうみたいだな。あと、ユーシスやアリサもそうだけど、プリネさんもかなり成績はいいらしい。ラウラやガイウス、ツーヤさんも上位に入るみたいだったしな。」

「そ、そうなんだ。うーん、頑張らなくっちゃ。……それにしても……本当にいいのかなぁ?」

リィンの情報を聞いたエリオットは頷いた後ある事を思い出して考え込み始めた。



「いいって、何がだ?」

「その、ユーシスとラウラ、後プリネとツーヤだよ。何となく対等に話してるけどユーシスとラウラ、それにツーヤは貴族、プリネは皇族出身だし………特にユーシスの実家なんて帝国東部を納める大貴族だし、プリネはあの”英雄王”と”闇の聖女”の娘であると同時にメンフィル帝国の皇族だし、ツーヤは元平民とは言え”伯爵”の爵位を持っている貴族だよ?」

「……まあ、4人共構わないって言ってるんだから気にする必要はないさ。」

「そう言っている割にはリィン、プリネとツーヤの二人に関しては”さん”付けで呼んでいるよね?やっぱり、リィンだって気後れしているじゃん。」

「ハハ……できるだけ早く治そうとは思っているんだけどな……」

エリオットに指摘されたリィンは苦笑しながら答え

「かと言ってマキアスみたいに喧嘩腰なのもどうかと思うが。」

そしてマキアスの態度を思い出して疲れた表情をした。



「そうだよねぇ……あれから、ますます仲が悪くなってるみたいだし……あの二人が同じ場所にいるだけで空気が緊張するんだよね。」

「ユーシスの方も無用に挑発的だからな……そう簡単には打ち解けられないだろう。」

「う、うーん。何とかできればいいけど……」

教室でのユーシスとマキアスがさらけ出す険悪な態度をどうするかに二人が悩みながら歩いていると学院の校門前まで来た後目についた学生寮に視線を向けた。



「平民出身の生徒が住んでいる”第二学生寮”か……僕達、本来だったらあそこに入ってたんだよね?」

「あ、ああ、そ
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