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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第1章〜 新学期〜初めての実習〜 外伝〜麗しき留学生達の入部〜
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ルクセンベールさんは吹奏楽部の見学ですか?」
プリネの感謝の言葉に微笑んだメアリー教官は二人を見つめて尋ねた。
「はい。廊下を歩いていたらヴァイオリンが聞こえてきたので、誰が弾いているのか少し気になりましたので。」
「アハハ……そんなに上手くなかっただろう?」
プリネの答えを聞いたエリオットは苦笑しながら答えた。
「そん――――」
そしてエリオットの言葉にプリネが答えかけたその時
「そんな事はないぞ、人間よ。その年でありながら、中々のものだった。」
「わあっ!?って、貴女はあの地下の時に現れた……」
アムドシアスが突如プリネの傍に現れ、アムドシアスの登場にエリオットは驚いた後ある事を思い出した。
「あ、あの……一体どなたでしょうか?それに今一瞬プリネさんの身体が光った気がしましたが……」
「アムドシアス、貴女ね……部員の皆さんが驚くからせめて現れる時は前もって言って。」
アムドシアスの登場に部員達が驚いている中、メアリー教官は戸惑いの表情で尋ね、プリネは疲れた表情で溜息を吐いた。
「フム。見た所がお前がこの場の責任者のようだが……一体この場所は何をするところだ?もしやここは音楽家を育てる所か?」
するとアムドシアスは興味深そうな表情で部員達がそれぞれ手に持つ楽器を見つめて一瞬目を光らせた後メアリー教官に尋ねた。
「フフ、少し違いますね。ここは”吹奏楽部”と言って音楽が好きな生徒達が集まって、みんなで協力して演奏する部活です。」
「でも、ただ演奏するだけでなく年に数回あるコンクールでの入賞を目指して、みんなで頑張る部活ですよ。」
アムドシアスの質問に苦笑したメアリー教官が答え、吹奏楽部の部長である男子生徒―――ハイベルが説明を捕捉した。
「ほう!音楽家としての腕前を上げる場所か!素晴らしい!――――ならばちょうどいい!プリネ!この”吹奏楽部”とやらにお前も入って、お前の持つ素晴らしき音楽の腕前を高めろ!これを機会にお前に演奏家としての腕前を高めさせるために芸術を愛する魔神たるこの我が直々に指導してやろう!勿論、他の者達も良き演奏家へと育て上げる為にこの我が力を貸そう!」
「えええええええっ!?」
「い、いきなりですね……」
嬉しそうな表情で言ったアムドシアスの提案にエリオットは驚き、ツーヤは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「ハア………色々と問題があるわよ。アムドシアス、貴女は音楽を含めた”芸術”が好きな事はわかっているけど、専門的な指導ができるのかしら?」
プリネは呆れた表情で溜息を吐いた後尋ねた。
「フッ、芸術を愛する魔神たるこの我を舐めても
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