第14話(序章終了)
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テルさんと同じように気軽に接してもらって構いませんよ。私達はしばらく寝食を共にするのですから。」
「………わかった。それで、どうなのプリネ?」
「その点は大丈夫です。私はお父様からは剣術、お母様やお姉様方からは魔術を教えて貰っていましたから。実戦もファーミシルス様やカーリアン様にも鍛えて頂いたので
足手まといにはなりません。接近戦、攻撃魔術、回復、補助、どれでもできますのでお任せ下さい。」
「ふえ〜……凄いわね……そっちの2人はどうなの?」
エステルはプリネの万能さに感心しながら2人の戦闘スタイルを聞いた。
「ん……エヴリーヌの武器はこれ……」
エヴリーヌは虚空から弓を出した。
「わ……!一体どうやったのそれ??」
何もない空間から突如出て来た弓にエステルは驚いた。
「これ……?出したいから出しただけだよ……?」
「いや、それだけじゃわかんないだけど……」
「余が特別に説明してやろう!エヴリーヌは弓を魔力で微粒子状にして利き腕に収納しているのじゃ。だから、いつでも武器が出せるのじゃ。」
「びりゅうしじょう……??さっぱりわかんないわ〜……ヨシュア、シェラ姉。わかる?」
リフィアの説明でさらに理解できなかったエステルは2人に聞いた。
「ごめん……僕も全然わかんない。」
「わたしもよ………」
「要するにエヴリーヌお姉さまは普段武器を持ち歩く必要がなく、いざ戦闘が起こった際にはいつでも武器を出せることです。」
唸っていた3人を見兼ねたプリネは簡単な説明をした。
「な〜んだ、そういうことね……なんとなくわかったわ!」
「本当にわかってるのかいエステル……でも、弓を使うということは当然矢があるはずだけど、見た所矢筒を背負ってないけど矢はどうしているんだい?」
プリネの説明で理解しているエステルを怪しんだヨシュアは、弓を使うエヴリーヌが矢筒を背負ってないことに気付き聞いた。
「矢はエヴリーヌお姉様の魔力で構成されているので、普通の矢は必要ないのです。」
「それって魔力がある限り矢は無制限ってこと!?凄いといえば凄いけど、それだったら魔力がすぐ尽きるんじゃ……」
普通の矢が必要ないことに驚いたシェラザードだったが、ある事に気付きそれも聞いた。それを聞いたプリネは上品に笑って否定した。
「フフ、その心配は無用ですよ。エヴリーヌお姉様は”魔神”ですから。」
「嘘!?この娘が”魔神”!?信じられない……!」
「シェラさん、なんなんですかその”魔神”っていうのは?」
エヴリーヌが魔神ということを教えられたシェラザードは驚愕し、その様子を不思議に思ったヨシュアは聞いた。
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