第13話
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「へ……じゃあ、どうして教えてくれなかったのよ!?あんな魔獣がいるとは聞いてないわよ!?」
エステルは呆けた後、シェラザードに詰め寄った。
「不足の事態や未知の魔獣と出会っても冷静に対処するのが遊撃士の心得の一つ。あたしが教えたこと、もう忘れたの?」
「(ギクッ!)そ、それぐらい覚えてるわよ!やぁね、シェラ姉ったら、アハハ……」
シェラザードに理由は言われたエステルは渇いた声で笑い誤魔化した。
「エステル、今回は僕達のミスだよ。やっぱり今回は不合格でしょうか?」
納得したヨシュアは合否を聞いた。
「………そうね。本来は不合格と言いたいとこだけど、今回はいい勉強になったってことで特別に目をつぶってあげるわ。」
シェラザードは少しの間だけ考えた後、答えた。
「ありがとう〜シェラ姉!」
(よかったわね、2人とも)
エステルはその言葉を聞いてホッとした。
「そんなことより、2人とも私が言った捜索物を見つけたかしら?」
「うん、ハイ。」
「お願いします。」
そして2人は捜査対象が入った小箱をシェラザードに渡した。
「……うん、本物ね。途中で開いた形跡もなし、と。」
(あ、あぶな〜)(やっぱりね……)
シェラザードの言葉を聞き帰りの途中で中身が気になり箱を開けるのをヨシュアに止められたエステルは冷や汗をかき、ヨシュアは予測通りでよかったと思った。
「2人とも、おめでとう。実技試験は合格よ。」
「ふふん、あのくらい楽勝よ。それでシェラ姉その小箱には何が入ってるの?」
エステルはずっと気になってた小箱の中身を聞いた。
「まあ、それは研修が終わってからのお楽しみよ。さあ、ギルドに戻りましょ。」
そして3人はギルドに戻り2人は無事試験に合格し準遊撃士になった。
そしてエステル達が準遊撃士になってさまざまな出来事が起こった数日後……
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