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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第8話
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さったんですか!」

自分達にとって心強い味方の登場に男達は嬉しそうな表情で声を上げた。



「仕方のない連中だ。定時連絡に遅れた上こんなところで遊んでいるとは。」

「も、申し訳ありません。」

「いろいろと邪魔が入りまして……」

「なるほどな、テメェが親玉って訳か?」

仮面の男に対して丁寧に話している男達の様子を見たアガットは仮面の男が男達のリーダーと判断し、表情を厳しくして仮面の男を睨んだ。

「フフ。自分はただの現場責任者にすぎない。――――部下達の非礼は詫びよう。ここは見逃してもらえないか?」

「ハ……?」

「はあ?今、なんて言った?」

そして仮面の男の口から出た予想外の言葉に男の敵対者である二人は目を丸くした。



「見逃して貰えないかと言った。こちらとしても遊撃士協会と事を構えたくないのでね。」

「アホか!んな都合のいい話があるか!」

「そうだぜ!大体そんな事を頼むくらいなら、最初から怪しい事をするんじゃねえ!」

「やれやれ……悪くない話だと思ったんだが……お前達、ここは自分が食い止める。早く合流地点に向かうがいい。」

自分の提案を一蹴した二人の答えを聞いた男は溜息を吐いた後男達に指示をした。

「は、はい!」

「感謝いたします、隊長!」

指示を聞いた二人は立ち上がってその場から走り去り

「逃がすか、おらあ!」

アガットは追撃をかけようとしたが仮面の男が立ち塞がった。



「…………」

「てめえ……フン、まあいい。こっちには2人いるしな。おいルーク、お前はさっきのやつらを追え。」

「……いいのか?そいつ、かなり強いぞ。」

「ハッ!こんな奴、俺一人で十分だ。さっさと行け!」

「わかった。気をつけろよ。」

援護は不要と言い張ったアガットの言葉に頷いたルークは走り去った男達を追おうとし、ルークの行動に気付いた仮面の男は立ち塞がろうとしたが

「オラァ!お前の相手は俺だ!」

「ムッ……」

アガットが攻撃を仕掛けて男の行動を阻み、その隙にルークは駆けだした。



「ハア……ハア……どうにか無事に撤退できそうだな。」

「ああ、後で隊長にお礼を言っておかないとな。」

一方仮面の男に助けられた黒装束の男達は後ろを振り返り、追撃者がいない事を確認した後、立ち止まって安堵の溜息を吐いた。しかし

「魔神拳!!」

「「!?」」

突如背後から襲ってきた衝撃波に気付き、散開して回避した。

「ば、馬鹿な!?」

「何故貴様がここにいる!?隊長はどうしたんだ!?」

自分達を攻撃した相手―
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