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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第8話(序章終了)
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しょう!?」
からかい半分のサラの言葉にマキアスが声を上げて指摘した後腕を組んで厳しい表情で語り始めた。
「帝国には強固な身分制度があり、明らかな搾取の構造がある!その問題を解決しない限り、帝国に未来はありません!」
「………」
「うーん、そんな事をあたしに言われてもねぇ。」
マキアスの反論にユーシスは何も答えず、サラ教官は苦笑していたが
「―――ならば話は早い。ユーシス・アルバレア。”Z組”への参加を宣言する。」
突如ユーシスが一歩前に出てその場にいる全員が驚く宣言をした。
「あ……」
「な、何故だ………!?君のような大貴族の子息が平民と同じクラスに入るなんて我慢できないはずだろう!?」
ユーシスの宣言にリィンは呆け、マキアスは理解できないような物を見るような目でユーシスを見つめて叫んだ。
「勝手に決めつけるな。アルバレア家からしてみれば他の貴族も平民も同じようなもの。勘違いした取り巻きにまとわりつかれる心配もないし、アルバレア家よりも”格”が上のメンフィル皇家やメンフィル帝国の大貴族の一人である”蒼黒の薔薇”―――ツーヤが”Z組”に参加するのならば、アルバレア家に取り入ろうとする取り巻き達の注意が逸れて好都合が重なるというものだ。」
「…………………」
ユーシスの答えを聞いたマキアスは口をパクパクさせ
(アハハ……私達、さりげなくユーシスさんの”盾”扱いされているわね……)
(よくプリネさん―――メンフィル皇家に対して恐れを抱かず、あんな言葉を口にできますね……)
(フッ、貴族―――それも”四大名門”の出身の子息にしては随分と度胸のある者だな……)
プリネとツーヤはそれぞれ苦笑し、レーヴェは静かな笑みを浮かべていた。
「かと言って無用に吠える犬を側に置いておく趣味もない……ならばここで袂をわかつのが互いのためだと思うが、どうだ?」
そしてユーシスはマキアスを見つめて挑発し
「だ、誰が君のような傲岸不遜な輩の指図を聞くものか!―――マキアス・レーグニッツ!特科クラス”Z組”に参加する!古ぼけた特権にしがみつく時代から取り残された貴族風情にどちらが上か思い知らせてやる!」
ユーシスの挑発に怒鳴って答えたマキアスはサラ教官を見つめて宣言した後ユーシスを睨み
「……面白い……」
対するユーシスは口元に笑みを浮かべた後マキアスと睨み合い始めた!
(はあ……先が思いやられるな……)
二人の様子を見たリィンは溜息を吐いた後隣にいるアリサに小声で話しかけ
(そうね……何だか相当相性が悪いみたいだし。!……)
リィンに話しかけられたアリサは反射的に答えた
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