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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第8話(序章終了)
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技を自然にできたんです。」
「―――となると、この戦術オーブメントが全ての鍵という訳か。」
プリネとツーヤの説明を聞いたガイウスは自分が装着しているオーブメントを見て呟いた。
「―――そう。ARCUSの真価ってワケね。」
するとその時サラ教官の声が聞こえ
「あ―――」
声を聞いた方向をリィンが見つめるとそこにはサラ教官とレオンハルト教官がいた。
「いや〜、やっぱり最後は友情とチームワークの勝利よね。うんうん。お姉さん感動しちゃったわ♪後そこの二人。少しは空気を読んでもっと早く駆けつけてあげなさいよ。だったら、その後現れた3体もわざわざ”助っ人”を呼ばなくても難なく倒せたのじゃないかしら?」
「アハハ……すみません。」
「次からはかけつけるように頑張ります……」
サラ教官に視線を向けられたプリネとツーヤはそれぞれ苦笑し
「俺は先程の二人の判断が正しいと思うが。残りの者達は一部を除けば既に余力を残していなかったからな。」
「うっさいわね〜。可能性は0じゃないからいいじゃない。」
呆れた表情で指摘したレオンハルト教官をサラ教官はジト目で睨んだ。そして二人はリィン達に近づいてきた。
「これにて入学式の特別オリエンテーリングは全て終了なんだけど……何よ君達。もっと喜んでもいいんじゃない?」
全員が注目している中、何の反応もしないリィン達を見回したサラ教官は首を傾げ
「…………………」
その様子を見ていたレオンハルト教官は呆れた表情で黙り込んでいた。
「よ、喜べるわけないでしょう!」
「正直、疑問と不信感しか湧いて来ないんですが……」
「あら?」
「当然の反応だな。」
そしてマキアスとアリサの苦言にサラは首を傾げ、レオンハルト教官は冷静な様子で呟いた。
「―――単刀直入に問おう。特科クラス”Z組”………一体何を目的としているんだ?」
「身分や出身に関係ないというのは確かにわかりましたけど……」
「なぜ我らが選ばれたのか結局のところ疑問ではあるな。」
ユーシスの質問をきっかけにエマとラウラも次々と疑問を口にした。
「ふむ、そうね。君達が”Z組”に選ばれたのは色々な理由があるんだけど……一番わかりやすい理由はその”ARCUS”にあるわ。」
サラの答えを聞いたリィン達はそれぞれが装着している戦術オーブメントを取り出してオーブメントを見つめた。
「この戦術オーブメントに……」
「エプスタイン財団とラインフォルト社が共同開発した最新鋭の戦術オーブメント。様々な
魔法
(
アーツ
)
が使えたり通信機能を持っていたりと多彩な機能を秘めて
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