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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第8話(序章終了)
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サはおずおずとプリネに話しかけた。

「ペルル達の事ですか?あの娘達は私の使い魔です。」

「つ、使い魔??」

「それは伝承で出てくる”魔女”が従えている存在の事か?」

「…………………」

プリネの答えを聞いたアリサは首を傾げ、ユーシスの質問を聞いたエマは複雑そうな表情をして黙り込んだ。そしてプリネは自分達の世界―――ディル・リフィーナでの使い魔の事について説明した。



「”契約”によって力を貸す、か。異世界は不思議な事だらけだな……」

「伝承の中でしか出てこない天使や妖精が存在している事と言い、まさに伝承の世界と言ってもおかしくないな。」

説明を聞き終えたガイウスとユーシスはそれぞれ考え込み

「そ、それに妖精―――それも妖精の王女様みたいな存在やあんな凄く大きい怪物まで力を貸してくれるなんて、さすがは”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”だね……」

「というか君達自身、そんなに強いんだから、さっき現れた人達が力を貸す必要もないんじゃないか!?」

「同感。正直戦力過剰と言ってもおかしくないと思う。」

エリオットは表情を引き攣らせ、マキアスは疲れた表情で指摘し、マキアスの指摘にフィーは頷いた。



「アハハ……私達なんてお父様達と比べたら大した事はないですよ?」

「”お父様”って……」

「―――”英雄王”リウイ・マーシルン皇帝陛下か。確か他の異名では”剣皇”という異名があるが……一体どれほどの腕前の剣士かアルゼイドの剣を学ぶ者として気になるな……。」

苦笑するプリネの説明を聞いたアリサは呆け、アリサの疑問に答えたラウラは真剣な表情で考え込み

「あ、あのプリネさん。比べる対象をリウイ陛下達にする事自体が間違っている気がするのですが……」

「た、確かに………」

表情を引き攣らせたツーヤの意見にリィンは冷や汗をかいて頷いた。



「それにしても……さっきと僕達が戦った事に起こった最後のあれ、何だったのかな?」

「そう言えば……何かに包まれたような。」

「ああ、僕を含めた全員が淡い光に包まれていたな。」

「なんだと……?」

何かを思い出したエリオットの疑問を聞いたアリサとマキアスはそれぞれ頷き、ユーシスは眉を顰め

「ふむ、気のせいか……皆の動きが手に取るように”視えた”気がしたが……」

「……多分、気のせいじゃないと思う。」

考え込んでいるラウラの疑問にフィーは静かな表情で答え

「ええ。それに先程の”協力技(コンビクラフト)”、恐らくこのオーブメントのお蔭だと思うんです。」

「プリネさんの動きどころか、考えもわかって、あたし達、先程の
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