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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第8話(序章終了)
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〜旧校舎・終点〜



「―――――」

パラスケヴァスと対峙した魔獣は鋭い爪で攻撃したが

「…………………」

石の身体を持つ魔獣より遥かに硬い鱗を持つパラスケヴァスにはビクともせず、パラスケヴァスは自分を攻撃している魔獣をまるで蠅を払うかのように無造作で巨大な尾を振るった。

「――――!?」

パラスケヴァスが振るった巨大な尾によって魔獣は吹っ飛ばされて壁に叩きつけられて怯み

「―――――」

咆哮を上げて傷ついた身体を再生した後翼を羽ばたかせて空へと飛びあがってパラスケヴァスに襲い掛かったが

「―――――――!!」

パラスケヴァスは水流を纏った巨大な槌を振り下ろし、パラスケヴァスの攻撃―――水流スマッシュを受けた魔獣は哀れにも全身を粉々に破壊されて消滅した!



「…………………」

「俺達が苦労して勝利した相手を僅か数秒で倒すなんて……」

「い、一撃必殺……」

「まあ、あれだけ体格差があるんだから当然だと思うけど。」

パラスケヴァスの圧倒的な攻撃威力を見たマキアスは口をパクパクさせ、ガイウスとエリオットは呆け、周囲の人物達が驚いている中フィーだけは冷静な様子で呟いた。



「―――――」

ペルル達と対峙した魔獣は口から炎のブレスを放ったが

「おっと。」

「遅いですわ!」

ペルルとフィニリィは上空へと退避し

「無駄だ!」

アムドシアスは片手で簡易結界を展開して自分に襲い掛かるブレスを防いだ。



「いっくよ〜!それっ!!」

そして上空へと退避したペルルは全身の回転させて敵に突撃するクラフト―――ごろごろで突撃し

「!?」

回転するペルルの攻撃をまともに受けた魔獣は凄まじい勢いで吹っ飛ばされて壁に叩きつけられた!

「集え!風の精霊達!双竜の大竜巻!!」

その時魔力を溜め込んだ槍をフィニリィが掲げると巨大な竜巻が二つ発生して魔獣を呑みこみ、竜巻に呑みこまれた魔獣は全身を切り刻まれながら上空へと打ち上げられ

「美しき我が弓技!受けるがいい!」

そこにアムドシアスが目にも止まらぬ速さで3本の矢を連続で解き放ち、解き放たれた矢は全て魔獣に命中すると共に貫通し、貫通した魔獣の身体に風穴を空けた!



「う、嘘でしょう!?旧式の弓であんな威力を叩き出すなんて……!?」

同じ弓使いであるアリサはアムドシアスの弓技の威力に驚き

「なっ……先程あの魔獣が俺達に放った魔法(アーツ)とは桁違いだぞ!?」

「あの竜巻の大きさからして、恐らく上位か最上位魔術かもしれないな……」

(なんて魔力…………それに周囲に漂う精霊達が彼女の一言
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