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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第7話
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いたその時
「!!」
「……どうやらまだ安心はできないみたいだよ。」
何かの気配に気付いたリィンは血相を変え、フィーが静かな口調で呟いた。
「え――――」
フィーの言葉を聞いたエリオットが呆けたその時、先程消滅した魔獣と同じ魔獣の姿をした石像が魔獣と化して、リィン達の目の前に現れた!
「な、ななななななっ!?」
「ひゃあああっ!?ま、また出た……!」
「しかも3体もいるぞ!?」
新手の登場にマキアスとエリオットは混乱し、ユーシスは厳しい表情で声を上げ
「クッ……(不味いな……フィーとラウラ以外のみんなは体力が限界だ……”あの力”を使っても3体はいけるか……!?)」
リィンは仲間達の状況を見て、状況は圧倒的に自分達が不利である事を一瞬で悟り、唇を噛みしめた。するとその時
「―――どうやらあたし達が最後のようですね。」
なんとそれぞれの武器を構えたツーヤとプリネがかけつけてきた。
「あ……!」
プリネとツーヤの登場にアリサは驚き
「―――皆さん、下がって下さい。皆さんは先程の戦いで疲れているでしょうから、残りの石の
守護者
(
ガーゴイル
)
は全て私達が排除します。ツーヤ、行けるわね?」
「はい!」
プリネはリィン達に警告した後ツーヤに視線を向け、視線を向けられたツーヤは力強く頷いた。
「ええっ!?む、無謀すぎるよ……!」
「わ、私達も戦うわ!」
プリネの言葉にエリオットとアリサは驚き
「フフ、心配してくれてありがとうございます。ですが、この程度の修羅場なら慣れていますので、大丈夫ですよ。」
「こ、”この程度”って……」
「フム……二人の実力は私達より明らかに上である事は察しているが……幾ら何でも2対3は不利だろう。せめて一体は私達が受け持つ。」
微笑むプリネの言葉を聞いたエマは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ラウラは考え込んだ後プリネを見つめて助力を申し出た。
「フフ、心配してくれてありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。私達以外にも共に戦ってくれる心強い味方もいますから。」
「……その”味方”は俺達以外の人物を示しているのか?一体どこに……」
プリネの話を聞いたガイウスが不思議そうな表情をしたその時
「―――ペルル!フィニリィ!アムドシアス!パラスケヴァス!!」
「はーい!やっとボク達の出番だね!」
「うふふ、そんな下級の
石象兵
(
ガーゴイル
)
、
私
(
わたくし
)
一人で充分ですわ!」
「さあ!奏でようではないか!我らの美しき調べを!」
「――――――!!」
プリネが自分の周囲に鳥翼族の娘―――
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