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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第5話
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た二人は振り向いてラウラ達を見つめ

「よかった、無事だったんですね。」

エマは安堵の溜息を吐いた。

「えっと……ラウラ・S・アルゼイドさんにエマ・ミルスティンさん……それにアリサ・ライン……いえ、Rさんでしたね。」

「え……」

「ど、どうして私達の名前を?(というか今私のフルネームを言いかけてたけど……何で知っているのよ!?)」

ツーヤの言葉を聞いたエマは呆け、アリサは戸惑った表情で尋ねた。

「シルヴァンお兄様達――――メンフィル帝国が私達と同じクラスになる方達の経歴や出身を調べ上げ、私達はその情報を教えてもらっていますので。」

「ええっ!?な、何で!?」

プリネの答えを聞いたアリサは驚き

「まあ皇族が他国に留学するのだから、そのぐらいは当然だな。万が一二人の身に何かあれば、外交問題にまで発展するしな。」

「な、なるほど…………」

ラウラの推測を聞いたエマは納得し

「え、えっと…………」

アリサはプリネ達から目を逸らしていた。

「……アリサさんにも何か事情があって”R”を名乗っていると思っています。アリサさんから事情を話すまであたし達の方からその事について追及するつもりはありません。」

「アハハ……わざわざ気を使ってくれてありがとう。えっと……それとこれからは他の人達と一緒の扱いでいいのよね?さっき普通のクラスメイトとして扱っていいって言ってたし……」

ツーヤの答えを聞いたアリサは苦笑した後恐る恐るの様子でプリネ達を見つめて尋ねた。

「ええ。これからはツーヤ共々クラスメイトとしてよろしくお願いしますね。」

「わかったわ。」

「はい、こちらこそよろしくお願いします。」

そしてプリネに微笑まれたアリサとエマは頷き

「差し支えなければ二人がこのトールズ士官学院に留学して来た理由を尋ねても構わないだろうか?」

ラウラは静かな表情で二人を見つめて尋ねた。そして二人は留学して来た理由―――――エレボニア帝国とメンフィル帝国の関係やエレボニア帝国人の”闇夜の眷属”に対する見方を変える為に留学した事を説明した。



「両国が友好な関係になる為と私達―――帝国人の”闇夜の眷属”に対する見方を変える為にわざわざ留学するなんて……凄いわね……私達と大して変わらない年齢なのに……」

「そ、そうですね………………」

説明を聞き終えたアリサは驚き、アリサの言葉に頷いたエマは複雑そうな表情で黙り込み

「なるほど………という事は二人は親善大使のような役割なのか。」

ラウラは頷いた後静かな表情でプリネ達を見つめた。

「フフ……さすがにそれは言いすぎですよ。基本トールズ士官学院の私達に対す
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