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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第4話
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だよね?」
「大陸最大の重工業メーカー、ラインフォルトの本社がある街か。」
「ええ…………まあ、そうね。」
マキアスの言葉を聞いたアリサは静かな表情で頷いた。
「そ、そう言えば……あのトランクの中身はその弓だったんだな?面白い造りをしているけど導力式なのか?」
そしてアリサとの出会いを思い出したリィンはアリサに尋ねたが
「――――その通りだけど、あなたとは何の関係が?」
「……うっ…………」
ジト目のアリサに見つめられて口ごもった。
「そ、そういえばこれからどうしようか?せっかく合流したんだしこのまま一緒に行動する?」
その様子を見ていたエリオットは話題を変えるかのように、ラウラたちに尋ね
「そうだな、そちらは女子だけだし安全のためにも――――」
エリオットの提案を聞いたマキアスも頷いた。
「いや、心配は無用だ。」
するとラウラが静かな表情で答えた後大剣を取り出して構え
「それは……」
ラウラの大剣を見たマキアスは目を見開いた。
「剣には少々自信がある。残りの4人を見つける為にも二手に分かれた方がいいだろう。」
「そうですね……あの銀髪の女の子もまだ見つかっていませんし。」
「……そういう事なら別行動で構わないだろう。お互い、出口を目指しつつ残りの4人も探して行く……それで構わないか?」
ラウラの話を聞いたエマは頷き、ガイウスも頷いた後確認した。
「うん、異存はないぞ。……まあ、プリネ姫―――いや、プリネとツーヤの2人に関しては心配は無用だと思うが。」
「アハハ……確かにそうだね。プリネ姫は剣術が達人クラスかつ”闇の聖女”譲りの魔術を扱えるって話だし、ルクセンベール卿はプリネ姫の親衛隊長だもんね。」
「…………………」
ラウラの言葉を聞いたエリオットは苦笑し、エリオットの話を聞いていたエマは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「―――アリサ、エマ。それでは行くとしようか。」
「……そうね。」
「また後で……それでは失礼します。」
そしてラウラ達はリィン達から去って行った。
「……はあ……」
ラウラ達が去るとリィンは疲れた表情で溜息を吐き
「えっと……その、ご愁傷様だったね。」
リィンの様子を見たエリオットは苦笑し
「不可抗力だったというのはこの際、関係ないんだろうな。―――まあ、それはともかくやっぱり女子だけなのは心配だな。誰か一人くらいは向こうに付いていった方がいいかもしれない。」
マキアスは疲れた表情で答えた後気を取り直して提案した。
「しかしあのラウラという娘……見たところ、尋常じゃない腕を持ってい
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