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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第4話
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まな大国が存在している事を知ったらもっと驚くだろうな………)………そろそろ先に進まないか?もしかしたら先に行った人達と合流できるかもしれないし。」

二人の反応を見たリィンは苦笑した後気を取り直して促し

「うん。」

「ああ。」

促された二人はそれぞれ頷いてリィンと共に先に進み始めて何度も時折出会う魔獣を協力して撃退していた。

「はあぁ〜っ………」

魔獣との戦闘を終えたエリオットは安堵の溜息吐いて地面に膝をつき

「エリオット、大丈夫か?」

「怪我はなさそうだが……」

エリオットの様子に気付いたリィンとガイウスはそれぞれ声をかけた。

「う、うん……緊張しっぱなしで気が抜けちゃったみたいで……二人とも凄いなぁ。ぜんぜん平気みたいだし……」

「まあ、慣れの違いだろう。」

「どうする、手を貸そうか?」

「ううん、大丈夫。ちょっとヨロけただけだから。よいしょっと……」

そしてエリオットが立ち上がろうとしたその時

「おい……!」

「エリオット!」

何かに気付いた二人は顔色を変えて警告した。

「へ……」

二人の警告を聞いたエリオットが呆けた後二人が見つめる方向―――自分の背後に振り向くと新たな魔獣がいつの間にかいた。

「っ……!?」

「くっ……!」

「しまった……!」

そして魔獣がエリオットに襲い掛かったその時、銃声が轟き、魔獣は吹っ飛ばされ

「せいっ!」

吹っ飛ばされた魔獣にリィンが近づいて刀を一閃させて滅した!

「……よかった。間に合ったみたいだな。」

するとその時先に行っていたはずのマキアスがリィン達の進路から姿を現した。

「あっ……!」

「確か――――マキアスと言ったか。」

「ああ……」

姿を現したマキアスはリィン達に近づき

「……その、さっきは身勝手な行動をしたと思ってね。いくら相手が傲慢な貴族とはいえ、冷静さを失うべきじゃなかった。すまない、謝らせて欲しい。」

申し訳なさそうな表情で答えた後頭を下げた。



「いや……気にすることはないさ。」

「うんうん、あんな状況だったしね。危ない所を助けてくれてありがとう。」

「いや、引き返したところに偶然行き合わせてよかった。君達は……3人だけみたいだな?」

リィン達を見回したマキアスは不思議そうな表情で尋ね

「ああ、他のメンバーはもっと先行していると思う。」

「最初の場所に戻ったとしても誰もいないだろう。」

「そうか…………その、もし良かったら僕も同行して構わないか?見ての通り、銃が使えるからそれなりに役に立つはずだ。」

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