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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第3話
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かけておくか。後は………貴女達も私と共に来ますか?プリネ姫、ルクセンベール卿。」

銀髪の女子の行動を見た青髪の女子は不思議そうな表情をした後、プリネとツーヤに尋ねた。

「その前に………私の事はどうぞ気軽な呼び方―――呼び捨てで呼んでもらって構いませんし口調も普段通りで話して貰って構いません。先程も言いましたがこの学院にいる間はできるだけ皇女扱いは止めてほしいですし………私達自身、できれば同じクラスの皆さんとも親しくしたいと思っていますので。」

「あたしも呼び方や口調、接し方は皆さんと同じでいいですし、名前で呼んでもらって構いません。……というかそっちの方でお願いします。正直、”ルクセンベール卿”と呼ばれる事自体、あまり慣れていませんので………」

「ふむ………?2人がそれでいいのなら、そうさせてもらおう。それで話を戻すがどうする?」

「せっかくのご好意はありがたいのですが、色々と試したい事がありますので私達は別行動をさせてもらいます。」

「あたし達は2人だけで大丈夫ですので、そちらはそちらで頑張って下さい。」

そして青髪の女子に尋ねられたプリネとツーヤはそれぞれ答え

「で、でも……女子がたった2人で魔獣がいる場所を歩き回るなんて危険ですよ?」

眼鏡の女子は不安そうな表情で尋ねた。

「フフ、心配は無用です――――」

眼鏡の女子の言葉を聞いたプリネは鞘から『聖剣ジークリンデ』を抜いて構え、プリネに続くようにツーヤも鞘から『竜神刀アルフ・カティ』を抜いて構え

「お父様達に鍛えて頂いているので大丈夫ですし、既に魔獣との戦闘経験はあります。」

「あたしもプリネさんの親衛隊長として共に戦った事が何度もあるから大丈夫ですよ。」

それぞれ微笑みながら言った。

「し、親衛隊長!?そ、それにあの”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”が剣を扱うなんて……!」

「あ。………そう言えば”蒼黒の薔薇”って”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”が常に連れ歩く護衛だって噂で、”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”自身、”覇王”やメンフィルの有名な将軍達直々に鍛え上げられて達人級の剣の腕を持っているっていう噂だったよね………?」

二人の言葉を聞いた金髪の女子は驚き、エリオットはある事を思い出して呟いた。

「確かにそんな噂を聞いた事があったな……………しかし……2本とも見事な名剣だ。さぞ名のある名工が鍛え上げたのであろう。」

「な、なんていうか………剣自身から神々しい雰囲気みたいなものを出しているような気がするんだけど……?」

「………こうして見ているだけでも、祈りを捧げたくなるな…………」

「………………………」
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