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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第2話
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色々あるとは思うけど文句は後で聞かせてもらうわ。そろそろオリエンテーリングを始めないといけないしねー。」

「くっ………」

サラの言葉を聞いたマキアスは唇を噛みしめた後、サラを見つめた。

「オリエンテーリング……それって一体、何なんですか?」

「そういう野外競技があるのは聞いたことがありますが……」

金髪の女子と眼鏡の女子がサラに質問したその時

「(あ………)もしかして……門の所で預けたものと関係が?」

校門で預けた荷物の事を思い出したリィンは尋ねた。

「ほう………」

「あら、いいカンしてるわね。」

リィンの質問を聞いたレオンとサラは感心した後、サラは前を向いたまま後ろに下がり

「―――それじゃ、さっそく始めましょうか♪」

壁についているレバーを下ろした。すると地鳴りが聞こえた後、リィン達が立っている床が傾き始め

「えっ………」

「っ……!?」

「しまった―――」

それに気付いたリィン達が驚いたその時、床は完全に傾いた!

「な……!?」

「うわわっ……!」

「っ………」

完全に傾いた床によってユーシス達は滑りながら下へと落下し

「きゃあっ……!?」

金髪の女子は悲鳴を上げながら床を滑り落ちて行き

(くっ……)

それを見たリィンは唇を噛みしめた後、金髪の女子へと跳躍して、下に落下した。

「―――やっ。………ふぅ。」

一方銀髪の女子はワイヤーを投擲して天井近くにある鉄骨に巻きつけて滞空し

「フッ!!」

「ハッ!!」

プリネとツーヤは跳躍して傾いていない床に着地した。

「―――こらフィー。サボってないであんたも付き合うの。オリエンテーリングにならないでしょーが。」

それを見たサラはジト目で少女を見つめて言った後、短剣をワイヤーに向かって投擲してワイヤーを切断した。

「はあ……メンドクサイな。」

少女は溜息を吐いた後ワイヤーが切れた為下へと落下して行き

「それとそこの二人も。とっとと下に降りてオリエンテーリングに参加しなさい!」

「フフ、わかりました。」

「一体何をさせられるのでしょうね?」

そしてサラ教官に指摘されたプリネとツーヤは苦笑した後傾いた床に跳躍し、下り坂を走りながら下に向かっていった。

「言い忘れていたけど、いくら護衛だからといっても、後を追っていっちゃダメよ?でないとオリエンテーリングにならないんだし。」

二人っきりになったサラ教官はレオンハルトに視線を向けて注意し

「………そのぐらいの事はわかっている。第一、ルクセンベール卿もいる上、プリネ姫の腕ならわざわざ俺が行
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