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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第2話
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は不思議そうな表情をした。
「―――ツーヤ・ルクセンベールと言います。マスター……いえ、プリネさん共々仲良くして頂ければ幸いです。」
その時黒髪の女性―――ツーヤも名乗り上げ
「ええっ!?そ、”蒼黒の薔薇”までいるなんて……!?」
「い、一体どうなっているの、このクラス……!?」
ツーヤの名を聞いたエリオットや金髪の女子は混乱し
「ほう………?……まさかかの”プリンセスナイツ”の片翼が私達と同じクラスとは……………姫君共々是非ともお手合わせを願いたいな……………」
青髪の女子は興味深そうな表情でツーヤを見つめ
「あ、あはは……できればあたしの異名とか口にしないでください。正直、恥ずかしいんですよ………」
見つめられたツーヤは苦笑した。
「……フッ。これはさすがに俺も驚いた。どこかで見た事がある顔だと思っていたが、”姫君の中の
姫君
(
プリンセスオブプリンセス
)
”とメンフィル帝国の大貴族の中の大貴族でありながら異端の貴族である”蒼黒の薔薇”だとはな………」
一方ユーシスは静かな笑みを浮かべてプリネとツーヤを見つめ
「大貴族の中の大貴族でありながら異端の貴族……?」
「…………………」
「……あ。そういえば”蒼黒の薔薇”って確か元々は平民―――――」
ユーシスの言葉を聞いた金髪の女子は不思議そうな表情をし、リィンは複雑そうな表情をして黙り込み、ある事に気付いたエリオットが呟きかけたその時
「だ、だからそれがどうした!?いくら大層な異名を持っていたり、”大陸最強”とか呼ばれている皇族や貴族だからと言って誰もが怯むと思ったら大間違いだぞ!?」
マキアスはプリネとツーヤを睨んで怒鳴ったが
「貴様は阿呆か。」
「なんだとっ!?」
ユーシスが呟いた言葉を聞いた後ユーシスを睨んだ。
「先程までの貴様の発言………メンフィル皇室どころかメンフィル帝国を侮辱しているも同然の発言だ。なんせ、メンフィルの大貴族どころか皇族――――それもよりにもよって”覇王”リウイ・マーシルン達と同等の知名度がある”姫君の中の
姫君
(
プリンセスオブプリンセス
)
”を罵倒しているのだからな。………”平民風情”なら家族共々処刑されても文句は言えない発言だぞ。」
「あ、あの。さすがにお父様達と同じ知名度だなんて、言いすぎです。それに私達はそのくらいの事で――――」
「グッ………!そのぐらいの事でこの僕や父さんが怯むと思ったら大間違い―――――」
そしてユーシスが呟いた言葉を聞いたプリネが何かをいいかけ、一瞬怯んだマキアスが反論しかけたその時
「はいはい、そこまで。」
サラ教官が手を叩いて中断させ、自分に注目させた。
「
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