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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第2話
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睨んだ。
「えっと、確か君は……」
「マキアス・レーグニッツです!それよりもサラ教官、レオン教官!自分はとても納得しかねます!まさか貴族や皇族風情と一緒のクラスでやって行けって言うんですか!?それも自分だけの為に護衛まで学院に滞在させるような我儘な皇女と!!」
(……随分と、身分が高い人達を毛嫌いしている方のようですね………リベールにはそんな人達、見かけた事はなかったのに………)
(……まあ、リベールと違って身分階級の差が激しいエレボニアの平民の中にはそういう人達も多いだろうし、特にあの人の場合は平民の中でも特殊な立場の人が関係しているからね……仕方ないわ。)
眼鏡の男子―――マキアスの言葉を聞いた黒髪の女性は眉を顰め、プリネは静かな表情でマキアスを見つめていた。
「うーん、そう言われてもねぇ。同じ若者同士なんだからすぐに仲良くなれるんじゃない?」
「それと捕捉しておくが俺がこの学院に出向したのは皇女の意志ではない。”メンフィル帝国”が決めた事だ。それ以前に皇族に護衛がつくのは当然のことだろう?」
一方サラ教官は苦笑しながら言い、レオンハルトは静かな口調で説明した。
「そ、そんなわけないでしょう!第一皇女にしたって、皇族専用の教育係とかが絶対いるはずで、この学院に通う必要はないはずです!」
二人の話を聞いたマキアスは怒りの表情で反論した。
「フン………………」
するとその時金髪の男子は鼻を鳴らして黙り込んでいた。
「……君。何か文句でもあるのか?」
「別に。”平民風情”が騒がしいと思っただけだ。」
マキアスに睨まれた金髪の男子は呟き
「これはこれは……どうやら大貴族のご子息殿が紛れ込んでいたようだな。その尊大な態度……さぞ名のある家柄と見受けるが?」
「ユーシス・アルバレア。”貴族風情”の名前ごとき、覚えてもらわなくても構わんが。」
マキアスに睨まれた金髪の男子―――ユーシスは振り向いて名乗った。
「!!!」
ユーシスの名を聞いたマキアスは目を見開き
「し、”四大名門”………」
「東のクロイツェン州を治める”アルバレア公爵家”の………」
エリオットとリィンは信じられない表情をし
「……大貴族の中の大貴族ね。」
「なるほど……噂には聞いていたが。」
金髪の女子と青髪の女子は静かな口調で呟き
「………?」
長身の男子は眉を顰め
「……ふぁ………」
銀髪の女子はあくびをし
(あの……そんなに凄いんですか、あの人。)
(ええ………エレボニアで言えば、皇族の次に身分が高い血筋よ……)
黒髪の女性に尋ねられたプリネは静かな表
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