第6話
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の合格祝いでささやかなパーティーが開かれた。
〜夜・ブライト家〜
「ゴクゴク……プハー、とうとう2人もブレイサーか。月日は流れるものですね。」
「ああ、そうだな。」
シェラザードの言葉にカシウスは頷き
「それだけ俺達も歳を取ったって証拠だな。(オールドランド出身の俺やイオン達の場合って、何歳になるんだ?オールドランドとゼムリア大陸の1年の日数が全然違うしな……オールドランドの年齢で換算すると俺達は5,6歳程度しか歳を取っていない事になるけど……)」
「ちょっと〜、あたしは四捨五入すれば30の貴方と違ってまだまだ若いわよ。ルークの場合はいい加減、恋人を見つけて、先生達を安心させるべきじゃないの?顔はいい上、稼ぎもいいんだから、その気になれば作れるんじゃないのかしら?」
「うっせ!余計なお世話だよ!」
自分の言葉にからかいの意味も込めて反論したシェラザードをルークは睨んだ。
「うふふ、頑なに恋人さんを作らないって事はやっぱりお兄様、あの写真に写っている3人の中の誰かさんが好きなようね♪ちなみにレンの予想ではアッシュブロンドの髪の美人さんね。あの3人の中で一番綺麗な人の上、スタイルも抜群だし。」
「いい”っ!?」
「あら。」
「ほう?」
「へ〜、それは初耳ね♪」
からかいの表情で口にしたレンの言葉を聞いて図星を突かれたルークは表情を引き攣らせ、今まで想い人がいるそぶりすら見せた事のないルークに想い人がいる可能性がある事に気付いたレナとカシウスは目を丸くし、シェラザードは興味深そうな表情をし
「あ!すっかり忘れてたわ!ねえねえルーク兄、レンの言っている事ってホント!?」
「そう言えばそうだね。」
声を上げたエステルに続くようにヨシュアは頷いた。
「だー!あいつらの事は仲間として信頼していただけだし、その話を蒸し返すんじゃねえ!」
その時ルークは慌てた様子で大声を上げてエステル達を睨んだ。
(あんな頑なに反応をするって事は絶対いるわね♪)
(うふふ、絶対いるでしょうね♪)
(ねえねえ、レン!後でその写真に写っていた人達の事を聞いてもいい!?)
「お、お前らなあ……!」
小声で会話し合っている女性達の様子を見たルークは顔に青筋を立て、身体を震わせていた。
「フフ……それより3人とも、明日も仕事があるんですからお酒はほどほどにしておきなさいね。」
その時レナが話を変えるかのようにルーク達のグラスに入っているお酒を見て忠告した。
「いいじゃないですか、せっかくのお祝いなんですから。」
大酒飲みのシェラザードはより多くのお酒を飲
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