第6話
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てね。後報告をすればBPというポイントも追加されるわ。BPはブレイサーとしての実績を表すものだわ。このポイントをある程度ためるとランクが上がり協会から特別な備品が支給されるわ。準遊撃士のランクは9級から1級までの9段階だわ。2人とも最高ランクを目指してがんばってね。」
アイナは研修を終えた二人にミラを手渡して詳細な説明をした。
「ねえねえ、アイナさん。ちなみにレンって今どれぐらいたまってるの?」
「レンのランクは今2級だわ。」
「2級ってことは上から2番目ってことよね。ふえ〜、相変わらずあの子ったら凄いわね。」
「あんたね……あの娘がどれだけ”規格外”なのか、まだわかっていないようね。闘技大会では親衛隊員どころか、軍のトップであるモルガン将軍まで降して優勝しているのよ?」
幼い妹の活躍を知ったエステルは目を丸くし、呑気そうな様子のエステルを見たシェラザードは呆れた様子で溜息を吐いた。
「……正直な所、あの娘の実力を良く知っている私達―――リベール支部の受付達の意見としてはあの娘が規定年齢に達した時準遊撃士のままだともったいないのよ。あの調子なら近い内に1級もとるでしょうしね。」
「なるほど、だからアイナさん達はレンが正遊撃士になることを本部に提案しているんですね?」
「ええ、これはリベール支部全ての考えよ。」
11歳という余りにも異例な速さで凄まじい実力を身につけているレンの才能は遊撃士協会のリベール各支部の受付達も注目しており、レンの実力からして準遊撃士の枠に収まり切れない事を理解していたリベールの各支部の受付達が”特例”としてレンが規定年齢に達した時正遊撃士に昇格する事を提案し、協会は前代未聞な出来事続きに上層部達の意見はわかれていた。
「よお〜し、レンに負けないようあたし達もがんばりましょヨシュア!」
「そうだね、エステル。」
「お、気合が入っていい感じだな2人とも。」
妹の活躍に気合いを入れ直したエステルとヨシュアにルークが近づいてきた。
「あ、兄さん。」
「あ、ルーク兄。依頼を終えて帰ってきたんだ?」
「悪かったわね。あたしの分まで請けてくれて。」
エステル達の教育の為にルークが自分が受け持つ依頼まで請けている事を知っていたシェラザードは申し訳なさそうな表情でルークを見つめたが
「別に気にすんなって。それにエステルの教育をする方が難しい依頼な気がするしな。」
「確かにそれは言えてるわね。これがレンだったら、どれだけ楽な事だったか……」
口元に笑みを浮かべて言ったルークの意見を聞き、エステルの物覚えの悪さを思い出し、疲れた表情で溜息を吐いた。
「ちょっと、ルーク兄、シェ
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