第5話(FC篇開始)
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「はい、おそまつさまでした。」
「2人とも、朝からよく食べるなぁ。兄さん並じゃないか。」
ヨシュアは食事の際、お代りをしたエステルとレンを思い出して感心した。
「いいじゃん、よく食うこととよく寝ることは大事よ♪それにお母さんのオムレツは大好きだし。」
「うふふ、エステルの言う通りだわ。それに朝から運動もしたからお腹も凄いすいてたんだもん。後、ママのオムレツは世界一だもん♪」
「まあ、2人の言うことには同感だな。俺も少しは料理するけどこんなに上手く作れねえしな。(それにこういう食事はいつ食べてもいいもんだな。屋敷の時は行儀作法がどうとかでウザかったからな〜。行儀を気にしない食事ってホント、気が休まるぜ。けど実際母さんのオムレツは美味すぎだろ。ファブレ家でもあんな上手いオムレツは出なかったぞ?)」
かつて貴族としての生活を思い出したルークは異世界に来てから何度も体験し続ける暖かい食卓に心の中で笑みを浮かべた。
「ふふ、ありがとう。あなた達がたくさん美味しく食べてくれるおかげで作りがいがあるわ。」
「まあ、しっかり食って気合を入れておくんだな。今日はギルドでエステルとヨシュアは研修の仕上げがあるんだろう?」
「うん、そうね。ま、かる〜く終わらせて準遊撃士になってみせるわ。」
父親の忠告にエステルは余裕そうな笑みを浮かべて頷いたが
「エステル、油断は禁物だよ最後の試験があるんだから。」
「え”?試験ってなに?」
ヨシュアの指摘に表情を引き攣らせた。
「うふふ、すっかり忘れていたようね。まあ予想はしていたけど。」
「エステル、お前なあ………確か昨日の時点で聞かされてなかったか?」
「シェラさんが言ってたよ、合格できなかったら追試だって。」
エステルの様子にレンは小悪魔な笑みを浮かべ、ルークとヨシュアは呆れて指摘した。
「……やっば〜完璧に忘れてたわ……ま、いっか。何とかなるでしょ。」
「はあ、君って娘は……呑気っていうか、楽天家というか……」
「俺には何でそんな危機的状況でも気楽にできるのか、理解できねぇぜ。」
「全く嘆かわしい。この性格は誰に似たんだか。」
エステルのお気楽さに男性達は呆れ
「む、少なくとも父さんほどじゃないわよ。」
「うふふ、確かにママはもっとしっかりしてるもんね。」
「全く似たもの父娘ね、この人達は……」
レンは小悪魔な笑みを浮かべ、カシウスの性格もよく理解しているレナは苦笑いをしながらエステルとカシウスを見つめていた。
「それにしてもいいわね、エステル達はもう準遊撃士になれるんだから……レンは後5年
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