第三百二十四話
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第三百二十四話 好きな食べもの
小田切君は二匹にだ、今度は自分から話した。
「それでワインとか甘いお酒が好きで」
「ああ、カクテルとか」
「博士も結構飲むよな」
「博士ブランデーとかウイスキーも好きだけれど」
「小田切君はカクテルの方が多いから」
「そうだね、あと好きな食べものは」
それは何かというと。
「お刺身、天麩羅と煮魚それに枝豆とかお豆腐とか」
「和食多いね」
「ヘルシー志向か」
「カレーライスにハンバーグ、ラーメンにおうどん」
そうしたものも挙げていく。
「シチューとかポトフも好きだね、お野菜たっぷり入れて」
「それでスパゲティだね」
「小田切君スパゲティ大好きだろ」
「パスタ好きだよ」
実際にという返事だった。
「ラーメンとかおうどんも好きだけれど」
「パスタはだね」
「大好きだよな」
「研究所でもよく食べてるしね」
自分で作ってそうしているのだ。
「お蕎麦もいいね、ハンバーガーもソーセージもいいし」
「結構何でも?」
「何でも食ってるよな」
「うん、串カツも唐揚げもで」
とにかく好きなものを揚げていくのだった。
「お寿司大好きだしね」
「じゃあ嫌いなものは?」
「それは何だ?」
「ううん、そう言われると」
これは、だった。
「ちょっとね」
「思い当たらないんだね」
「そうなんだな」
「そういえばそうだね」
「じゃあ嫌いな食べものなし」
「立派じゃないか」
「子供の頃親に言われて」
それで、というのだ。
「出来るだけ何でも食べるようにしてきたから」
「それでそうなったんだね」
「何でも食う様になったんだな」
「そうだね、ただビールは飲まない様にしてるんだ」
それは何故かというと。
「痛風になるから、あと日本酒も」
「そっちは糖尿病」
「それだな」
「そういうのに気をつけてね」
そうした酒は飲まない様にしているというのだ、飲む酒についても健康志向でいる小田切君なのだった。
第三百二十四話 完
2016・3・12
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