暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
タユタマ 〜願いの翼〜
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周りに粒子となってドーム状に覆う。
そこに立つ蒔風は、すでにその身に傷はなく、完全に回復した姿があった。


「バカな・・・あれだけの傷・・・・どうやって・・・・」

「皆の願いが・・・オレに力をくれる」

「な・・・・」

「忘れたのか?俺は銀白の翼人。願いを司る翼。お前を倒してほしいと願う裕理たち、そしてそこの太転依たちの大きな願いが、この力の源だ」

「お・・・ま」

「まあ、使い方は基本的には全回復ってくらいにしかまだ使えないが・・・・」

「死ねえ!!!(バウッ!!!)」

「(バチぃ!!)見せてやるよ。この俺の、本当に全快の時にしかできない大技を・・・・」

「奴」が波動砲を撃つが、取り巻く粒子がそれをはじく。
と同時に、粒子も弾けて消えてしまった。


「龍虎雀武、獅子天麟!!!!」

それぞれを組み合わせ、獅子天麟を大地につきたて、その上に天使の輪のように龍虎雀武を浮かす。



「出でよ、神代の二柱・・・・応龍!!鳳凰!!」

「応龍に・・・鳳凰だと!?」

「ああ、お前らとはまた別もんだぞ?お前らの名前は伝説にあったものからとられたんだろう。こいつらもまた、別の世界で伝説の応龍、鳳凰とされた存在であるからな!!」

GIGAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!

FURuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu!!!!!!



「ちくしょ・・・」

「やっちまえ」


ド、ゴウ!!!


一瞬であった。
「奴」がとっさに放った三獣は一瞬で消え去った。
応龍の牙と爪でまたたく間に裂かれ、鳳凰がすれすれを通過すた事による衝撃波(ソニックムーブ)で、コナゴナに散った。


そしてその衝撃は「奴」にも届く。
「奴」の全身はたちまちズタズタになり、血みどろになって転がった。



【TAYUTAMA-Kiss on my Deity-】−WORLD LINK− 〜WEPON〜


WORLD LINKが発動し、ましろの髪がすべて白く変わり、巨大な槌が現れた。
そこに「奴」に奪われた太転依たちの力が流れ込む。

「す、凄い力です!!!」

「あの野郎、こんなエネルギーを操ってたのか・・・・?」

「まだまだのはずだろ?」


そして次にましろ、応龍、鵺、上空を飛ぶ鳳凰、そしてここにはいないゆみな、アメリ、美冬までもの力が流れ込んでくる。

「どうだ?これが皆の力だ。人間も太転依もねぇ、この世界を守る意思は、変わらない!!!」


【TAYUTAMA-Kiss on my Deity-】−WORLD LINK− 〜FINAL ATTAC
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