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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
タユタマ 〜願いの翼〜
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た他の魔導八天が宙に浮き、蒔風に向かって飛び出した。


「う、な、ぁ・・・え゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

ガギギギギギン!!


それらすべてを蒔風は天馬と麒麟で叩き落とす。
そして自らに刺さった二本を抜き、天馬、麒麟を構えるが、すぐにその場に倒れてしまう。

べチャリと、大地にしみ込みきらないほどの血液の中に蒔風が沈む。


「蒔風、さん?」

「蒔風・・・・蒔風!」



「やった?やったのか?・・・はは、やった、やったぞ!オレは、オレは勝ったんだ!殺した!オレの勝ちだぁぁぁぁぁぁ!!」

「てんめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


応龍が「奴」に向かい走り出す。
しかし、それはいとも簡単に弾かれてしまう。


「がっぁ・・・」

「応龍!ッ!貴様ぁぁぁ!!」

「熱くなるなよ泉戸裕理。人の死なんて、お前が悠久の時を生きるならいくらでも目にするだろうよ。貴様は友人が先に死んでいくのを眺めて生きていくつもりなんだろ?こんなひとつの死でグダグダゆーなや」

「違う!僕は・・・」

「違わねぇゃ。お前は友と生き、そして死んでいくのを拒んだんだ!そんな野郎がいちいち悲しむな!」

「そ、それは・・・僕はッ・・・・」






「泉戸、裕理の・・・・生きる覚悟を、そんな・・・クズみたいなもんと・・・・・一緒に、すんなタコ・・・・」

「蒔風!」

「こいつはな・・・・たしかに、多くの人達と出会い、通り過ぎていって・・・・しまうだろう。他の人を、置き去りにして・・・・・・しまうだろう」



「だが、こいつはそいつら、を・・・・忘れない。これまでの時間を、今この・・・・瞬間を、これから先の・・・・・新たなる出会いと別れを!こいつは、忘れない・・・絶対に!こいつは愛する者のために、すべてを背負う覚悟を・・・・・・・したんだ!」


立とうとする。
だが膝に力が入らない。


「自らの世界に見切りをつけて、自分で断ち切った貴様に、こいつを嗤う資格はない!!!」


でも、それでも立たねばならない。
それが、彼に課せられた使命だから。


蒔風が立ちあがり、祈りのように謳う



------願いを------

「??」


--皆の願いを。我、銀白の翼人。司りしは人の願い。その想いを我が糧に。その想いこそがすべての源--


「これは・・・」

「輝ける希望を!!!」


バサァ!!!

その背に再び翼が舞い、蒔風を光が包み込み



「皆の願いを!!!」


ギュァァァァァァァア!!!!!

・・・・・・ッッパァァァ!!!!!


光がはじけ、蒔風の
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