暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
タユタマ 〜走る、止める、戦う〜
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ういった神通力を扱える身体に変換して、コントロールできるようになりましたから」

「それじゃあ、つまり・・・」

「今僕は太転依と人間との中間の存在ですね。ましろもそんな感じですし」

「まて。太転依は永遠といってもいい時間を生きるものだ。お前は不老不死なのか?」

蒔風が厳しい表情を浮かべる。
その視線に一瞬ひるむが、裕理は億さず話す。


「え?いいえ。確かに不老ではありますが、怪我などをすれば死ぬこともありますよ。死ににくくはありますが、不死とはいえないですね」

「ふぅん。ま、死ぬ余地があるなら十分人間じゃね?」

「は、はぁ・・・・」


「でも蒔風さん。もう裕理さんに勝てるような存在は、いないといってもいいくらいに強いんですよ」

「で、だ。俺としちゃあ、てめえの力がどんくらいか計っておきたいんだよ」

「へえ。オレの力を測る・・・か。大きくでたな」

「ああん?」

「それじゃまるでオレが弱いみたいじゃない?なあ裕理君」

「えっと・・・僕に言われても」

意味不明気味に裕理へといきなり話題を振る蒔風。
それに対し、応竜が少し呆れ気味に聞いてきた。


「・・・お前、どんくらい強いつもりだ?」

「世界最強」

それに対し、スパッと答える蒔風。
まるで、聞かれたから反射的に応えているかのようだ。

だがそれは応竜を挑発するには、十分すぎる効果を持っていたようで

「・・・いいぜぇ。三強が一、この応龍が相手してやる。綺久羅美ぃ!結界張っとけ!!」

「もう!応龍!待ちなさい!!」

「いいですよ、ましろさん」

「蒔風さん・・・」

「舜でいいっすよ。そっちは名前を呼ばせてくれてんのに、なんかねえ」

「舜さん、応龍は・・・・とても強いですよ」

「へーきへーき。伊達に世界を救ってないから」

「早くこいやぁ!!」





全員で神社の境内にでる。
ましろが結界を張り、神社を隔離する。
さらにその内部に、裕理が蒔風と応龍以外の皆を結界で包む。


準備は整った



「本気で来いよ!!!」

「こっちのセリフ、だ」




いまここに、蒔風VS応龍の戦いが始まる。



to be continued

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