第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
うたわれるもの 〜白き皇〜
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「ハクオロさん!」
「え?エルル!?ブァッ!」
エルルゥとアルルゥがハクオロに飛びつき、喜びをあらわにする。
やはりなんだかんだでも、再会はうれしいらしい。
ちなみにオボロもつかみ掛かろうとしたが、ハクオロの跳ね上がった足に蹴られ、悶絶している。
あそこはいてぇな
「感動の再会の途中で悪いんだが・・・ハクオロさん、ですか?オレは・・・・」
「うん?ああ、蒔風舜だろう?眠ってる間に見ていたよ。いろいろと迷惑をかけたようだ」
「さすがうたわれるもの。話が早くていい。今から「奴」を潰します。危険ですので、離れていてください」
「いや、私も戦う」
「おぉう?」
「今・・・「奴」が私の半身を取り込んでいるようだ。徐々に繋がりが断ち切られていくのが解る。あれは私の半身だ。私がやらねばならない。それに・・・」
「それに?」
「あいつは私の封印を解いた。その落し前は、つけさせてもらう」
「あー、わかりましたよ。まーた護るもん増えたな」
「自らの勝率を下げるとは愚かだな蒔風」
「奴」の声が響く。
その姿は先程のウィツァルネミテアのものが黒くなったものに変わり、身長は20メートル程になっていた。
「そもそもそいつに仲間はいらん。そいつは神といってもいい力を持っているのだぞ?その力で様々な人々を自らの意志で自由にいじくり回し、成長させていく。そいつは誰とも関わっちゃならないんだよ!周りの人間はお前の気分次第で・・・・・なぁ?ははははは!てめぇみたいな存在がいなけりゃ、戦いは起こらなかった!違うか!」
「違うな!」
「なに?」
「戦いはどうあっても終わらないさ。0にはできない。だが、彼はそれでも戦いを止めようと戦った!0にできなくても、限りなく0に近づけるために!・・・なあ、ハクオロさん」
「なんだ?」
「もう一度、あの人たちとともに生きてみてください。あの人たちは・・・あなたと暮らしていけないほど、弱くはない」
「・・・・・・」
「・・・・信じてあげようぜ。あんたにここまっでだってついてきた奴等なんだぜ!!!あいつらを、正しく導いてやってくれ。ウィツァルネミテアの半身ではない、たった一人のトゥスクル皇、ハクオロとして!!!」
「・・・うむ!!!」
「なぁ〜に開き直ってんだよ!!!」
「奴」が蒔風たちに迫る。
その巨大な拳で大地ごと吹き飛ばしにかかる。
「ああああああああ!!!!十五天帝!!!!」
「マイカゼさん!!??」
蒔風の叫びにすべての剣が呼応する。
一本にまとめられ、バスターソード状態
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