暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
うたわれるもの 〜戦闘・守護の決意〜
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に地面を転がり、飛ばされた。


「ちっ、時間もあるし、そろそろ・・・・」


カァァァァァァァ・・・・

蒔風の体が戻っていく。


「あら、諦めましたの?」

「いえいえ。むしろこれからで・・・・獅子天麟!」


蒔風がその背に三本の剣をだし、抜いて合わし、一本の大剣、バスターソードの形をした獅子天麟をその手に持つ。


「!?一体どこからだした!?」

「だーかーら、気にすんなっての。では、大剣祭だ。はぁぁぁぁぁぁぁ!」


蒔風がクロウに突っ込んでいく。
クロウは蒔風の攻撃を予測して、防御する。

はたしてその動きは正しかった。
蒔風が剣で攻撃したならば、だが。


蒔風は獅子天麟を突きの体制で構えていたが、それをクロウに行き着く前に地面に向け、突き立てる。
そして棒高跳びのように獅子天麟を飛び越え、全身のバネを使い渾身の飛び蹴りをかました。

そこに切り掛かるカルラの剣を、身体を捻って回転、後ろ回し蹴りで弾く。

カルラの手が痺れ、動きが止まる。
大剣を落とすことはなかったものの、動かせなくなってしまう。


「とどめに!!力を借りるぜ、古泉君っ!」


その手に赤い玉が現れ、蒔風がそれをカルラに投げつける。
とっさにカルラは大剣を手放し、その攻撃を避けるが、さらに第二射が襲いかかり、爆発した。


「くああああああああああああああああああ!!!」

「くっ、カルラ!!」

「らぁ!!さらにだ!!」


ギァン、ギィィィィィィィィィ・・・・バッ、バァァァン!!


「仮面ライダー、轟鬼。えいやぁ!!!」


ドムッ


クロウの腹部に音撃弦を突き立て

「音撃斬・雷電激震!!」


蒔風が音撃弦を鳴らす。
その音撃はクロウの鎧に響いて、それを弾き飛ばす!!!

ドパン!!!


「うがっ!〜〜〜〜〜ぐ!」


そこで蒔風は変身を解く。

「さ、お次は誰だい!?」



べナウィの方を向いて蒔風が言う。
しかしべナウィは首を振り、

「これ以上あなたと戦ってもこちらに勝ち目はありません。それに、私はあなたの話も聞くつもりでしたし」

「ん?そうですか。いやぁ、ありがとうございます」


「いえいえこちらこっそ〜♪」


声がした。
気を抜いてしまった蒔風の、背後から。


斬ッ、ブシュッッ!!

「っがぁ!?ガォウぁ!!」


「奴」が現れ、蒔風の背を斜めに切り裂いていたのだ。
血があふれ、地面を染めていく。


「マイカゼさん!!!」

「あなたは・・・・・ッ!!!なんてことを!!」

「言ったろ?そいつはオレの敵なんだよ。殺さな
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