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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
外伝〜戦天使の誕生〜後篇
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福の言葉にレンは微笑みながら答えた。

「貴女のこれからの活躍を期待していますね。―――それでは賞金10万ミラと優勝カップを贈りましょう。」

「ありがとう、女王様♪」

そしてレンがアリシア女王から優勝賞金と闘技大会優勝カップを受け取るとカメラのフラッシュがたかれ、レンはカメラのフラッシュに応えるかのように可愛らしい微笑みを浮かべた。



「やるじゃねえか、レン!正直ここまでやるとは思わなかったぜ!」

レンが控室に戻ってくるとルークが笑顔でレンを迎えた、

「うふふ、レンもまさか優勝できるとは思わなかったわ。―――それでエルナンさん、これでレンもお兄様達みたいに一人で依頼を請けてもいいわよね?」

「ええ。私の出した条件をクリアするどころか、私の予想以上の結果を出したのですから、文句どころか、こちらから頼みたいぐらいです。私も本気で本部に貴女の事を”特例”で認めるように掛け合いましょう。」

レンに視線を向けられたエルナンは笑顔で答えた。



「フフ、その年で親衛隊員を破っただけでも快挙だというのに、”武神”をも破れば本部もその娘を手放さない為にも認めるじゃろうな。」

その時一人の老剣士が控室に入って来た。

「あ、あなたはユン老師!」

「あら。じゃあお祖父さんがお兄様やパパに”八葉一刀流”を教えたんだ。」

「え………で、では貴方がかの”剣仙”!?一体どうしてこちらに………」

老剣士――――”剣仙”ユン・カーファイの登場にルークは驚き、レンは目を丸くし、エルナンは信じられない表情でユンを見つめていた。



「なに……剣を捨てたカシウスが以前闘技大会に優勝したという話を小耳にはさんでな。どれ程の腕前か見る為に今年の生誕祭に訪れたのじゃが……肝心の奴は参加していなかったからアリーナから去ろうとしていた所をお主の戦いが気になって観戦していたんじゃよ。」

「うふふ、それでどうだったかしら、かの”剣仙”にとってのレンの剣は。」

世界にその名を轟かせる老剣士に見つめられたレンは小悪魔な笑みを浮かべた。

「まさに才能の塊と言っても過言ではないな。その年でよくそれ程の実力を手に入れたな。―――じゃが、一つだけお主に忠告しておこう。」

「何かしら?」

「決勝戦の時に見せたお主の奥義。あの時のお主からはとてつもない”殺意”が込められていた。一体どのような経緯があってあれ程の殺意を出せるようになったかは知らぬが………決して殺意に呑みこまれるな。殺意に呑みこまれた時、お主は”鬼”に墜ちる事になるじゃろう。」

「ユン老師……」

「…………………」

老剣士の忠告を聞いたルークは驚き、エルナンは真剣な表情でレンを見
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