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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
外伝〜戦天使の誕生〜後篇
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……フフ、これはもう何が何でも本部に”特例”を認めるようにかけあわないといけませんね。」

レンの勝利にルークは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、エルナンは目を丸くした後静かな笑みを浮かべてレンを見つめていた。



「な、なななななっ!?モ、モルガン将軍にまで勝っちまいやがった!?」

「う〜ん、凄く輝いていていいね〜。」

二人の試合を見ていた男性は混乱し、眼鏡の女性は何度もレンの写真を撮っていた。



「まさかモルガン将軍をも破るとは……フフ、私ももっと精進しなければな。」

同じように別の席で試合を見ていたユリア少尉は目を丸くした後苦笑いをし

「ええっ!?モ、モルガン将軍まであんな小さな女の子に!?」

「フフ、成長すればカシウス殿をも軽く超える存在になりそうですね。」

貴賓席で観戦していたクローディア姫は幼き天才少女の勝利に驚き、アリシア女王は優しげな微笑みを浮かべた。



「フウ。さすがに軍のトップさんだけあって、とんでもなく強かったわ。」

「フフ、その儂を破ったお前が言う事か?――小娘、軍に来る気はないか?お主ほどの力を遊撃士協会のような民間組織の中に眠らせておくのは余りにも勿体なさすぎる。お主の実力ならその年でもかなり上の地位に着く事もできるだろうし、その調子で急成長し続けるのならば歴代初の王国軍を率いる女性になれるかもしれんぞ?」

疲れた表情で溜息を吐いて武器を収めるレンを苦笑いをしながら見つめていたモルガン将軍はレンを勧誘した。

「結構よ。レンは軍みたいな凄い厳しい規則に縛られたくないし、パパやお兄様のように遊撃士になるつもりなんだから。遊撃士も規則はあるけど、軍と違って自由な部分が多いし、そっちの方が気楽だわ。」

勧誘されたレンはつまらなさそうな様子で答えた後モルガン将軍に背を向けて立ち去り

「…………………ええいっ!遊撃士協会めっ!民間組織の分際で一体どれだけ優秀な人材を抱え込み、その者達が持つ才能の無駄使いをするつもりだっ!!忌々しい!」

レンが立ち去るとモルガン将軍は呆けていた後やがて悔しそうな表情でレンが去った方向を睨んで怒鳴った。その後閉会式が開かれた。



「それではこれより、優勝選手に女王陛下の祝福の言葉が贈られます。レン・ブライト選手!どうぞ、前にお進みください。」

「はーい。」

司会の言葉を聞き、レンはアリシア女王に一礼してアリシア女王の前に出た。

「フフ、まさか私の代で闘技大会での最年少優勝者の年齢が大幅に更新されるなんて、予想できませんでした。―――良いご家族をお持ちになられましたね?」

「うふふ、レンにとって自慢の家族よ♪」

アリシア女王の祝
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