外伝〜戦天使の誕生〜後篇
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なんと、末恐ろしい娘だ。」
最後の攻撃を回避された事に気付いたモルガン将軍は爆発によって発生した砂煙の先にいると思われる幼き天才少女を睨み
「うふふ、さすがに今のをまともに受けていたらレンも終わっていたでしょうね。―――でも、まともに当たらなければ意味はないわ。次はレンの番よ。」
猛将の猛攻を耐えきった幼き天才少女はいつものように小悪魔な笑みを浮かべた後全身に膨大な殺気と闘気を纏い、レンが解放した闘気と殺気に応えるかのようにレンの周囲には衝撃波が発生した!
「なっ!?(何だ、この殺気は!?)」
「覚悟はいいかしら!?」
砂煙が晴れた瞬間レンは跳躍して自分の闘気や殺気に驚いているモルガン将軍に詰め寄り
「レンの邪魔をするなんて、目触りなのよ!レンの前から………消えなさい!」
「ぬうううううっ!?」
二振りの小太刀で凄まじいスピードで怒涛の斬撃を息を尽かせる事もなく放ち続けて何度もモルガン将軍が持つ斧槍の柄の部分に集中攻撃して強い衝撃を与え続け
「奥義!」
怒涛の連続攻撃を終えた後、一端後ろに跳躍して突きの構えで溜め込み
「魔神煉獄刹!!」
前に一歩踏み込んだ瞬間、まさに”神速”の速さでモルガン将軍に詰め寄って凄まじい威力の突きを放った!
「グッ!?」
斧槍から伝わる衝撃にモルガン将軍が呻いたその時、レンの小太刀を防いでいるモルガン将軍の斧槍の柄の部分にピキピキと音をたてながら罅が入り、最後には真っ二つに割れた!
「なあっ!?」
武器が破壊された事にモルガン将軍が驚いた瞬間、レンは素早く小太刀を鞘に納めて両手に闘気を溜め込み
「チェックメイトよ。――――剛烈破掌!!」
闘気を溜め込んだ両手の拳をモルガン将軍の腹に叩き込んだ瞬間、溜め込んだ闘気を解放した!
「ガッ!?」
腹に零距離で受けた闘気の爆発によってモルガン将軍は吹っ飛ばされると共に地面に叩きつけられ、その隙を逃さないかのように再び鞘から小太刀を抜いたレンは二の型・改―――疾風追連で詰め寄り
「―――まだやるのかしら?」
モルガン将軍の顔に片方の小太刀を突きつけ
「―――見事。儂の負けだ。」
小太刀を突き付けられたモルガン将軍は静かな笑みを浮かべて降参の意を示すかのように両手を挙げた。
「しょ、勝負あり!紅の組、レン選手の勝ち!」
モルガン将軍の敗北を信じられない思いで見ていた審判は慌てた様子でレンの勝利を宣言した。するとその瞬間、幼き天才少女の勝利に歓声や驚きによって会場はドッと沸いて揺れた。
「お、おい。レンの奴、軍のトップにも勝っちまったぞ?」
「まさか”武神”をも破るとは…
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