外伝〜運命の邂逅〜
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なら従うまでです。」
「私もファーミシルス様と同じ意見です、リウイ様。」
「別にいいわよ。」
「妹の頼みを聞くのも姉として当然のことじゃ!」
「皆さん……ありがとうございます!」
全員から2人の滞在の許可を言われプリネは笑顔になりお礼を言った。
「あの……それから、保護した姉妹の姉の方がお父様に頼みがあると。」
「俺にか?……まあいい、会って話をしよう。その2人を呼んでくれ。」
「はい。……いいですよ、入って来て下さい。」
プリネの言葉を聞いて会議室のドアが開けられ、そこに立っていたのは緊張しているイリーナとその後ろに隠れているエリィだった。
イリーナとリウイが目を合わせた時、それぞれに衝撃が走った。
(な……イリー………ナ……!?いや、ただ似ているだけかもしれんが……この雰囲気は………!?)
(何……?この愛しい気持ちと胸の高まりは……?私、この人に会ったことあるの……?)
2人は見つめあいしばらくの間、沈黙が流れた。
「リウイ?何、その娘をボーっと見てるのよ?もしかして小さい子が趣味になったの?」
「バカを言うな……プリネ、その二人が話に出ていた例の姉妹か?」
カーリアンの言葉に我に帰ったリウイは気を取り直しプリネに聞いた。
「はい。二人ともこの方が私のお父様であちらにいる女性が私のお母様です。」
「あの……もしかして、そちらの方はアーライナ教の聖女様ですか?」
エリィはプリネが紹介した女性を見て、新聞で載っていた異教を広める聖女だと気付き震えながら聞いた。
「あの……お願いですからその呼び名はやめて下さい……本当に恥ずかしいのですから……」
「お母様はゼムリア大陸でアーライナ教の神官長を務めております。巷では”闇の聖女”とも呼ばれています。」
「プリネまで……お願いだからその呼び名はやめて……」
「ふふ、ごめんなさいお母様。でもお母様は私にとって女性の鑑だもの。」
「もう、この娘ったら……」
娘にまで恥ずかしい呼び名を言われペテレーネはやめるように言い、プリネは上品に笑いながら謝った。
「本当に聖女様なのですか!お願いします、奇跡の力でお父様とお母様を生き返して下さい!」
エリィはペテレーネに詰め寄り懇願した。
「申し訳ありませんが、私が使える魔術で人を生き返す魔術は使えません。イーリュンの神格者の方でしたら可能かもしれませんが、
魂と体が離れている以上、例え蘇生魔術を使っても生き返らせません。人を生き返すのはとても高度な事ですから……」
「そう……ですか……」
ペテレーネの言葉にエリィは暗い顔になり顔を下に向けた。
「さて……自己紹介をしようか。プリネの父でこの大使館を指揮している、リウイ・マーシルンだ。」
「プリネの母、ペテ
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