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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
序章〜トールズ士官学院〜 第1話
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させられそうですね……」
プリネは微笑み、プリネの側にいる黒髪の女子は苦笑し
(………なるほど。事前に資料をもらったが、あの皇子が関わっているだけあって、さまざまな”事情”がある曲者揃いのクラスだな……………)
漆黒の軍服を着た銀髪の青年教官は静かな笑みを浮かべてリィン達を見回していた。
「まあ、すぐにわかるわ。それじゃあ全員、あたしとそこの銀髪教官についてきて。……あんたもそこにいつまでもつったてないで行くわよ。」
そして女性教官はリィン達を見回して言った後銀髪の青年に視線を向け
「………了解した。」
視線を向けられた青年は頷いた後女性教官と共に講堂を去って行った。
「え、えっと……」
去って行く2人を眼鏡の女性は戸惑いながら見つめ
「とりあえず行くしかなさそうだ。」
長身の男子は呟き
「……やれやれだな。」
金髪の男子は溜息を吐いた後去って行った2人を追っていった。
「えっと……ホント、どういう事なのかな?」
「わからないが……とにかく行ってみよう。」
そしてエリオットとリィンも生徒たちの後を追い
(………フン……………?)
その様子を白い制服の男子は考え込みながら見つめていた。そしてリィン達が教官達についていくと、古びた建物に到着した。
〜旧校舎〜
「こ、ここって……」
「士官学院の裏手……ずいぶん古い建物みたいだな。」
建物を見つめたエリオットは表情を引き攣らせ、リィンは戸惑い
「もしかして旧校舎でしょうか………?」
「そういえばジェニス王立学園にあったのとちょっとだけ雰囲気とかも似ているわよね……?」
黒髪の女子とプリネは考え込み
(………ジェニス王立学園だと………?)
二人の言葉を聞いた金髪の男子は眉を顰めて二人を見つめていた。
「〜〜〜♪」
そして女性教官は鼻歌を歌いながら建物の中に入り
「……………」
銀髪の青年は何も言わず入って行った。
「こんな場所で何を……?」
「くっ……ワケがわからないぞ……?」
その様子を見ていた金髪の女子と眼鏡の男子は戸惑い
「まあ、考えても仕方あるまい。」
青髪の女子は呟いた後周囲の生徒たちと共に建物の中に入っていった。
「な、何かいかにも”出そう”な建物だよね………?」
エリオットは建物を見つめて冷や汗をかき
「……そうだな。(しかし、街で見かけた顔ぶれが一通り集まっているな。やはり同じクラスなのか……?)」
エリオットの言葉に頷いたリィンは考え込んだ後建物の中に入って行った。
「―――ほっほう、あれ
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