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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
序章〜トールズ士官学院〜 第1話
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と思ったんだけどな………やっぱり臨時教官役として赴任するレオン少佐が護衛につく事ができないからかな……?」
プリネ達が去るとリィンは溜息を吐いた後考え込み
「―――まあいい、そろそろ行こう。(……リフィア殿下の侍女として頑張っているエリゼに負けないようにプリネ姫の護衛を無事務めないと……!)」
すぐに気を取り直して、自分が向かうべき場所へと向かって行った。リィンがある場所へ向かっていると、執事風の老人が赤い制服を着た青髪の女子に何かを渡していた。
「―――それではお嬢様。ご武運をお祈りしております。」
「うん、ありがとう。爺も元気で、父上の留守はよろしく頼んだぞ。」
老人から何かを受け取った女子は受け取った品物を肩に担いた後老人を見つめて言った。
「ハハ、心得ております。」
老人の返事を聞いた女子は老人から去って行った。
「これは失礼―――よき日和でありますな。この度はご入学、誠におめでとうございます。」
リィンに気付いた老人はリィンに一礼をして答え
「あ……―――ええ。ありがとうございます。」
老人の言葉を聞いたリィンは呆けた後軽く頭を下げ、リィンの言葉を聞いた老人はどこかへと去って行った。
(……颯爽としたご老人だな。どこかの家の執事みたいだけど。さっきの娘は貴族出身か……凛としたただずまいだったし、名のある武門の出かもしれないな。)
そしてリィンは目的地―――”トールズ士官学院”に到着した。
〜トールズ士官学院〜
「……ここが……かのドライケルス大帝が創設したと伝えられる学校か。」
学院に到着したリィンは学院の景色を見つめて呟いた。するとその時クラクションが鳴らされ、クラクションに気付いたリィンがその場をどくと一台のリムジンが現れ、リムジンの運転手が出てきた後、後部座席のドアを開いた。
「―――お疲れ様です。士官学校に到着いたしました。」
「ご苦労。」
するとリィンと同じ赤い制服を着た金髪の男子がリムジンから現れた。
「お荷物、お持ちいたします。」
その時運転手が申し出たが
「―――無用だ。悪目立ちをするつもりはない。」
「で、ですが………」
男子の答えを聞いて戸惑った。
「無用と言っている。後は適当に休憩してからバリアハートへ戻るがいい。」
「……は。それでは失礼いたします。佳き学院生活を……お体にはお気を付け下さい。」
男子の言葉を聞いた運転手は軽く頭を下げ、男子は学院へと向かい、運転手はリムジンに乗り込んで去って行った。
(導力リムジン……ラインフォルトの最高級モデルか。やはり大貴族の子弟も入学してきているみたい
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