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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
序章〜トールズ士官学院〜 第1話
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焼け色の髪の娘、そして2人とは違って漆黒の軍服を着た銀髪の青年が駅から現れた。
「!?プ、プリネ姫!それにルクセンベール卿やレオン少佐まで……!」
夕焼け色の髪の娘を見たリィンは驚いた後、黒髪の女性や銀髪の青年を見て驚いた。
「あら?どうして私の事を……」
夕焼け色の髪の娘―――プリネは首を傾げ
「………リウイ陛下から話にあった同級生として当てられたお前の護衛だろう。」
「あ……」
青年に言われたプリネは声を上げ
「―――――シュバルツァー家のご子息のリィンさんでしたね。これから2年間、短い間ですが一緒にマスター……いえ、”プリネさん”を守っていきましょうね。」
黒髪の女性はリィンに微笑み
「ハッ!私のような未熟者の剣では足を引っ張る事もあるかと思いますが粉骨砕身のつもりで護衛させていただきます!」
微笑まれたリィンは姿勢をただして言った。
「フフ、そんな畏まらなくても大丈夫ですよ。今は同じ学生同士なのですから、私の事は皇女扱いしないで下さい。」
「し、しかし……」
プリネに微笑まれたリィンは戸惑ったが
「………プリネ姫を悪目立ちさせない為にも過度な接し方は止めた方がいい。ただでさえ、お前自身も十分悪目立ちする”理由”があるからな……」
「!!………わかりました。それと……今後は何とお呼びすればいいでしょうか?」
静かな表情の青年に言われたリィンは目を見開いた後頷き、真剣な表情でプリネを見つめて言った。
「皇族に対する呼び方ではなく、同級生同士の呼び方でお願いします。」
「勿論、あたしも同じ接し方でお願いします。」
「……………でしたら……”プリネさん”と”ツーヤさん”でいかがでしょうか?」
「う〜ん………まだ固い呼び方のような気もしますね。何でしたらツーヤ共々呼び捨てで呼んで貰っても構いませんよ?」
「そ、そんな!さすがにそれは恐れ多いです……!」
プリネに言われたリィンは慌てた様子で言い
「プリネさん……さすがにそれは無茶ですよ……あたしだって正直、プリネさんの呼び方を元の呼び方に戻したいぐらいなのですよ?」
「……訓練兵相手に皇族や貴族を呼び捨てで呼ばせる等いくらなんでも無茶すぎる提案だぞ。」
黒髪の女性は苦笑しながら言い、青年は呆れた表情で指摘した。
「フフ、そうかもしれないわね。――――それでは私達は先に行きますので、また後で。」
二人の言葉を聞いたプリネは微笑んだ後二人と共にリィンから去って行った。
「フウ………それにしてもどうしてプリネ姫達が士官学院に留学したんだろう……?留学するとしても姫達なら”聖アストライア女学院”だ
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