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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
異伝〜新たなる軌跡のプロローグ〜後篇
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達もそうじゃが、プリネ姫達御自身もそのような事は望んでおらぬとの事じゃ。」
「という事は普通の生徒として接していいって事ッスね。」
「フフ、それなら是非ともメンフィルの歴史を聞かないと!異世界の歴史はどのような歴史なのか非常に興味がありますし。」
ヴァンダイク学院長の話を聞いたマカロフ教官は安堵の表情になり、トマス教官は興味深そうな表情になり
「そ、それで学院長……お二方はどのクラスの所属になるのですか?そのようなやんごとなき御身分なのですから、当然貴族のご子息やご息女達が集まるクラスであるT組かU組なのですよね?」
ハインリッヒ教官は身体を震わせながら恐る恐る尋ねた。
「―――いや。2人が所属するクラスは今年度設立された特科クラス――――”Z組”じゃ。」
「なっ!?」
「まあ………という事はプリネ姫達の担任は…………」
ヴァンダイク学院長の答えを聞いたハインリッヒ教官は驚きの表情で声を上げ、メアリー教官は目を丸くした後他の教官達と共にサラに視線を向け
「フフ……と言う訳で”姫君の中の
姫君
(
プリンセスオブプリンセス
)
”と蒼黒の薔薇”の担任という学院始まって以来の名誉は僭越ながらあたしが頂きました♪」
教官達に視線を向けられたサラは口元に笑みを浮かべて答えた。
「なっ!?学院長!よりにもよって平民と貴族が一緒になっている”Z組”はありえないでしょう!?お二方に相応しいクラスはどう考えてもT組かU組です!それもよりにもよってバレスタイン教官が担任だなんて……!万が一バレスタイン教官がプリネ姫達に間違った教育をしてしまえば、メンフィル帝国にトールズ士官学院の品格が疑われます!」
ヴァンダイク学院長の答えを聞いたハインリッヒ教官は驚いた後真剣な表情で指摘し
(ったく、相変わらず細かい事にうっさわいね〜。)
「……さすがにそれは言いすぎですよ、ハインリッヒ教官。」
ハインリッヒ教官の指摘を聞いたサラは嫌そうな表情をし、ベアトリクス教官はハインリッヒ教官に指摘した。
「これは決定事項じゃ。プリネ姫達が”Z組”に所属する事はオリヴァルト殿下の希望であると共にリウイ陛下達の希望でもあるのじゃ。」
「なあっ!?」
「オリヴァルト殿下に加えてリウイ陛下達の……」
ヴァンダイク学院長の話を聞いたハインリッヒ教官は信じられない表情で声を上げ、メアリー教官は呆けた表情で呟いた。
「ちなみにルクセンベール卿のようにプリネ姫の護衛役としてメンフィル帝国のプリネ姫の親衛隊副隊長であるレオン少佐が臨時実戦副教官兼”Z組”の副担任として赴任する事になるので、同じ教官同士力を合わせて生徒達を導いて欲しい。……ああ、それと……リウイ陛下御自身
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