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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
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の”領邦軍”や”革命派”の”鉄道憲兵隊”がプリネ達に危害を加えようとした際、存分に戦える事だ。――――万が一、相手を殺害してもエレボニア帝国はメンフィル帝国に対して一切文句を言えない事も含めてある。」
「なっ!?リウイ陛下!さすがにそれは横暴では……!万が一、他国にそのような事が露見すればエレボニアはメンフィルの属国なのかと見られます!」
「リウイ様…………」
オリヴァルト皇子の疑問に答えたリウイの説明を聞いたミュラー少佐は驚いた後、厳しい表情で声を上げ、ペテレーネは心配そうな表情でリウイを見つめた。
「他国の皇族に加えて貴族も留学させるのだから、皇族達自身やその護衛達に”その程度の権限”はあって当然だと思うが。万が一現在のエレボニアの”事情”にプリネ達が巻き込まれた際、抵抗する事もできずに”何か”あった場合”エレボニア帝国”はメンフィル帝国に対してどう責任を取るつもりだ。」
「し、しかし…………」
リウイの話を聞いたミュラー少佐は複雑そうな表情で言葉を濁し
「…………わかりました。父上を説得して何とか認めさせます。皇帝たる父上の意志ならば例え相手が”四大名門”や”鉄血宰相”でも”一応”、逆らえないでしょうし。」
「おいっ!?」
静かな表情で答えたオリヴァルト皇子の説明を聞いたミュラー少佐は厳しい表情でオリヴァルト皇子を睨んだ。
「―――ただし。あくまで相手が”プリネ姫達に危害を加えようとした時”です。さすがにプリネ姫達自身から危害を加えようとすれば、見逃す事はできません。」
「それは別に構わん。それ以前にプリネ達がそんな事をする性格だと思っているのか?」
「いえいえ……3人の事はよく知っている上、プリネ姫のガーディアン達もそのような性格ではない事を知っていますので、絶対にそんな事はしないと確信していますが……念の為に確認させて頂きました。」
リウイの言葉を聞いたオリヴァルト皇子は苦笑しながら答えた。
「そしてこれは最後の条件だが―――――――」
その後リウイから最後の条件を聞いたオリヴァルト皇子はミュラー少佐と共に大使館を出て、飛行船に乗る為にロレントに向かっていた。
〜エリーズ街道〜
「フウ……最大の難所は何とか突破できたな……しかしさすがはリウイ陛下。相変わらず厳しい人だ。2つ目の条件もそうだが、最後の条件も”彼ら”に納得させる事は通常ならかなり難しいだろうしね。」
大使館からある程度距離を取ったオリヴァルト皇子は安堵の表情で溜息を吐いた後口元に笑みを浮かべ
「……どうするつもりだ。ユーゲント皇帝陛下は相手がお前の頼みならば聞くかもしれんが…………”彼ら”は絶対に渋ると思うぞ。」
ミュラー少佐
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