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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
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れは褒めすぎですよ。―――それで、お二人ともいかがでしょう?」

尋ねられたオリヴァルト皇子は苦笑しながら答えた後リウイを見つめて尋ねた。

「ペテレーネ。お前は今の話、どう思う。俺に気を使わず自分の思った事を言って構わん。」

「私は……構わないと思います。多くの同年代の人達と共に学院生活を送るのはあの子にとって良い事だと思います……実際、短期間とはいえジェニス王立学園での生活をとても楽しんでいました。」

リウイに促されたペテレーネは少しの間考え込んだ後答え

「……まあ、こちらとしてもエレボニアの内情も易々と入ってくる事もあり、国としても益にはなるが…………――――条件がいくつかある。その条件を呑めるなら、皇子の希望通りに二人を”トールズ士官学院”に入学させよう。」

リウイは頷いた後オリヴァルト皇子を見つめて尋ねた。

「……ちなみにその条件とは?」

「………………」

オリヴァルト皇子は真剣な表情でリウイを見つめて尋ね、ミュラー少佐は黙ってリウイを見つめていた。

「―――まず一つ目は護衛役としてツーヤ並びにレーヴェの同行を認め、二人ともトールズ士官学院に何らかの形で関わらせ、最低でもどちらか一人は常にプリネの傍にいさせる事だ。」

「ツーヤ君はプリネ姫同様学院生として入学しても違和感はなく、ちょうどいいと思うのですが……さすがにレーヴェ君は年齢的な問題もあって、学院生として入学させるのは少々無理があると思うのですが。」

「ならば戦闘訓練の臨時教官にでもして、”Z組”の副担任あたりにしてしまえばいいだろう。士官学院なのだから、戦闘訓練の授業くらいはあると思うが。」

「なっ!?”剣帝”を士官学院の教官にですか!?」

リウイの話を聞いたミュラー少佐は驚いて声を上げ

「なるほど……確かに”結社”の”執行者”であった彼なら、実戦技術の教官として十分務まるだろうね。実際猟兵団を鍛えた事があるんだから、実戦技術のプロと言ってもおかしくないだろう。」

オリヴァルト皇子は納得した様子で頷いた。

「だ、だが……確か今の士官学院の実戦技術の教官は…………」

一方ミュラー少佐は複雑そうな表情をして言葉を濁し

「まあ、”彼女”にはボクの方から頼んで了承してもらうよ。それで他の条件は?」

オリヴァルト皇子は静かな表情で答えた後リウイを見つめた。



「2つ目はプリネ、ツーヤ、レーヴェ、そしてプリネの使い魔達全員に万が一その身に危険が訪れた場合、身を護る為にどのような者達が相手でも戦える特権をユーゲント皇帝に認めさせておく事だ。」

「……その特権の具体的な内容は?」

「……どのような者達が相手でも戦える……―――例えば”貴族派”
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