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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
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アハハ…………」
ペテレーネは冷や汗をかいて苦笑していた。
「みんなして、ヒドイ!特にミュラーはヒドすぎないかい!?ボクの親友なのに!?」
3人の反応を見たオリヴァルド皇子は疲れた表情で答えた後ミュラー少佐に視線を向けた。
「……彼女から見た今までのお前の奇行を考えれば、どう考えてもありえんな。」
「……他国の大使館で俺の側室どころか正妻にまで声をかけ……リベール内で起こした数々の奇行……挙句の果てには”女神”にまで声をかけるという前科があるしな。」
「スミマセン…………ボクが悪かったですから、もう勘弁してください…………」
ミュラー少佐とリウイの話を聞いたオリヴァルト皇子は疲れた表情で答え
「クスクス……それで……その話に私やリウイ様がどう関係してくるのですか??」
その様子を微笑みながら見ていたペテレーネは表情を戻して尋ねた。
「……その事につきましては後で説明させて頂きます。―――リウイ陛下。元エレボニア貴族で今はメンフィルの貴族である”シュバルツァー男爵家”はご存知ですか?」
「”シュバルツァー男爵家”………?」
オリヴァルト皇子の話を聞いたペテレーネは首を傾げ
「…………――――ユミルの領主か。当時は田舎の領主でありながらもエレボニア皇家とも縁のある名家であった事から”ログナー侯爵家”より価値があると思って侵攻し、その際に向こうから降伏してきたが……今更あの家に何の用がある?」
リウイは考え込んだ後オリヴァルト皇子を見つめて尋ねた。
「……そう言えばシュバルツァー男爵には3人の子供がいたと思いますが……」
「…………ああ、思い出した。兄と双子の姉妹の3人兄妹だったな。確か兄の方は養子だという話だが…………―――なるほど。さしずめその3人の中の誰かを”Z組”のメンバーにしたいのか。」
考え込んだペテレーネの言葉を聞いたリウイは答えた後、オリヴァルト皇子を見つめた。
「フッ、さすがはリウイ陛下。話が早くて助かります。ボクが”Z組”のメンバーに入れたいのはリィン・シュバルツァー―――――現在はメンフィル軍の訓練兵として入隊しているシュバルツァー家の長男です。可能ならばエリゼ君とエリス君も入学させたい所ですが……長女のエリゼ君はリフィア殿下の専属侍女に任命されたとの事ですし……次女のエリス君は今年ボクの妹であるアルフィンも通う事になる”聖アストライア女学院”に通うとの事ですし。」
リウイの言葉を聞いたオリヴァルト皇子は静かな笑みを浮かべて答え
「……よくそこまで知っているな。シュバルツァー男爵にでも聞いたのか?」
オリヴァルト皇子の話を聞いたリウイは真剣な表情でオリヴァルト皇子を見つめて尋ねた。
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