外伝〜菫の少女との再会〜
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やがて少女は何かに耐えるかのように唇を噛みしめて身体を震わせ、レナを真ん中にしてエステルと共にそれぞれの片方ずつの手とレナの手を繋いで共に笑い合っている自分と瓜二つの容姿をする菫色の髪の少女を見つめていた。
「………俺達に拾われた事、後悔しているのか?」
その時少女の傍にいる銀髪の青年は去って行くレン達を見つめながら尋ねた。
「………………………クスッ………うふふ、レーヴェったら、またおかしな事を言っているわね?”偽物”のお姉さんなんか、あの”偽物”のパパとママ同様、ユウナは知らないわ。」
「………………………………もうこれでここの用はすんだな?―――行くぞ。」
少女の答えを聞いた青年は目を伏せて考え込んだ後、やがて去って行くレン達に背を向け
「はーい。」
少女もレン達に背を向け、2度と振り向く事もなく青年と共に去って行った。
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