第4話
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〜某日・深夜〜
「あそこか……」
「?あの。何だか様子がおかしくありませんか?」
ルークたちと共に物陰に隠れていたルフィナは出入り口付近に倒れている猟兵らしき存在をに視線を向けて呟き
「もしかして見張りの兵でしょうか?―――アリエッタ、建物内から人の気配はしますか?」
「はい。ですが、だんだんと減って、います。」
「ハアッ!?どういう事だよ、それは!?」
「まさか私達より先に襲撃をかけている何者かがいるというのか?しかし一体どの組織が……」
アリエッタの口から出た答えを聞いたルークは驚き、レイシスは建物内にいる謎の襲撃者達の正体を考え込んでいた。
「―――まさか。”身喰らう蛇”の者達ではないでしょうか?」
「!!それは………!」
イオンの推測を聞いたルフィナは表情を固くし
「”身喰らう蛇”?何だそりゃ。」
聞き覚えのない組織名にルークは首を傾げた。
「その事については後で説明します。ルーク、予備用の”リバースドール”は持っていますか?」
「へ?一個なら持っているけど……」
「でしたら万が一の事を考えてルフィナに渡してくれませんか?僕達の知る組織の者達が襲撃者ならば、相手は相当の手練れです。(中には”六神将”やあのヴァンにすら届く程の者達や彼らをも超える存在もいるそうです。)」
「!!わかった。ルフィナさんだっけ?よければ持っていてくれ。」
イオンに耳打ちをされて血相を変えたルークは荷物の中から人の形をした小さな人形を取り出してルフィナに渡した。
「!……………(まさか彼らも私のようにこの世界で新たな生を受けたのか……?)」
「あの。これは一体?」
見覚えのある人形を見たレイシスは目を見開いた後ルークやイオンを見つめている中ルフィナは不思議そうな表情でルークに自分に手渡した人形の詳細を尋ねた。
「えっと、俺の故郷だけに伝わっている”身代わりマペット”と同じようなものだよ。だけど効果はアレとは効果は段違いで、持ち主が死にかけても生き返してくれるんだぜ。」
「え。でしたら私よりもジュエ卿が持つべきです。私よりジュエ卿の身の方が大切ですし」
命の危機が訪れた時に身代わりとなる人形の効果を聞いたルフィナは目を丸くした後イオンに視線を向けた。
「僕は大丈夫です。同じ物を持っていますから。」
「それに、イオン様、アリエッタが守ります。心配する必要、ないです。」
「………わかりました。でしたらありがたく、受け取らせて頂きます。」
「後、ついでにこれも持っておいてくれ。この薬は命も呼び戻すと言われるほ
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