第4話
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「グギャアッ!?」
それぞれ手を守る手甲を付けた片手に闘気を纏わせた拳を異形の存在の側面に命中させる瞬間、纏わせた闘気を爆発させ、二つの闘気の爆発を受けた異形の存在は吹っ飛ばされて壁に叩きつけられた!
「――――来て、光の鉄槌!」
その時アリエッタが魔力を纏わせたぬいぐるみを掲げた瞬間、異形の存在の頭上が光り
「リミテッド!!」
「ガアアアッ!?」
光の柱が落下し、異形の存在を貫いた!
「行け!――――インフィニティスパロー!!」
魔を貫く光の柱を受けて怯んでいる異形の存在を逃さないかのようにルフィナは法剣の刃を飛び回らせ、飛び回る刃は次々と悪しき存在の身体を傷つけた。
「開口!無窮に崩落する深淵!」
イオンの声に反応するかのように異形の存在を囲むようにドーム型に空間が歪み始めた。
「グラヴィティ!!」
「ガアアアアアアアアッ!?」
歪んだ空間は異形の存在を圧し潰すかのように強烈な重力を与え、突如襲ってきた重力に逆らう術もない異形の存在は地面に叩きつけられた。そこにレイシスと共に同時に地面を蹴ったルークは天井に届くほどまで跳躍し、レイシスは凄まじい速さで敵に詰め寄り
「大雪斬!!」
「邪霊一閃!!」
空中と地上、それぞれから強烈な一撃を叩き込み、その攻撃によって斬られた異形の存在は人の血とは思えない青色の血を噴出させながら絶命した!
「何だったんだよ、コイツは………」
剣に付着した血を一振りして振り払ったルークは異形の存在の死体を見つめながら剣を鞘に収めた。
「………今は子供達の救出が先決です。行きましょう、ルーク。」
「ああ。」
そしてルーク達は建物内を探索したが一向に子供達は見つからず、まだ探していない最後の部屋に入ると信じられない光景があった。
「うっ!?」
「こ、これは………!?」
「みんな、バラバラ、です………」
「すまない……!私達がもっと早く駆けつけていれば……!」
「女神よ………どうかこの子達に安らかな眠りを………」
グチャグチャになった子供らしき死体や体が別れた状態の死体が散乱している地獄絵図すら生温い光景を見たルーク達はそれぞれ絶望の想いを抱えた。あまりにも悲惨な部屋の状態を見て、ルーク達は吐くのを必死に我慢しながらも生存者がいないか確かめた。そして奥に行くと一人の傷だらけの菫色の髪を持つ少女が倒れていた。
「脈が僅かだけど、まだある!待っててくれよ!今、助けてやるからなっ!!」
菫色の髪の少女の脈を計ったルークは荷物を乱雑な動作で探って透き通った水色の液体が入った瓶を取り出
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