暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-D移ろいゆく季節〜The Road to Ace of Aces〜
[1/11]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideなのは†††
戦技教導隊。私が中学生になってからようやく入隊できることになった部署だ。教導隊の主な仕事は、局の技術部や一般の魔導端末メーカーの開発した魔導師の新型装備の試験運用、それに新しく組み立てられた戦闘技術の実践テスト。それらをさらに昇華させるための研究などなど。
「よし! それじゃあ今日も張り切って行こう!」
他にも、訓練部隊との演習での仮想敵役や技能訓練。想定される敵の能力や陣形をシミュレーションしてのものだから、今までやってきた事や考えた事もない飛び方や戦い方することもあって、これが結構面白い。時折、チーム海鳴内での模擬戦(その頻度は小学校時に比べるとすごく少なくなったけど)でやると、意表を突くことが出来たりする。
(いつかシュテルとの試合の時、それに・・・ルシル君にも試してみたいな〜)
今は遠いところに居るシュテル、そしてチーム海鳴を半脱退状態だったりするルシル君にも通用するか試してみたい。そう。教導隊は、経験を積み自らもまた強く成長することの出来る部署だ。その経験を活かして、自分の成長をみんなに見せたい。そして、私のその経験がみんなの為になることが嬉しい。
「高町なのは空曹、入ります!」
今日も教導隊の一員として頑張ろう。そういうわけで、元気よく挨拶しつつ戦技教導隊の本部――オフィスに入る。オフィス内は各班ごとの区画に分かれていて、全6区画。デスクは円卓状で、班によっては大きさは様々で、椅子が10脚以上ある。わたしが配属されたのは第4班で、その区画へ向かう。
「おはよう!」
「あぁ、おはよう!」
「いやぁ。若い子が入ると、むさ苦しいオッサンばかりのオフィスも急に華やかになるね〜」
「アンタも十分オッサンだよ、トマソ一尉」
「あの〜、それ以前に、私も一応20代だから若いと思うのですが?」
「あー・・・・うん、そうだね」
「なんですかその反応! いくら上官でも怒りますよ!?」
その途中、他の班の隊員から受けた挨拶に「おはようございます!」私も挨拶を返してく。戦技教導隊に所属する隊員の大半は、私より平均で15〜20歳ほど上の人たちばかり。それが理由かもだけど、「お菓子、食べるかい?」だとか、「今日も怪我には気を付けるんだよ」など、娘や孫扱いされてる風。
(史上最年少で戦技教導隊に入ったってことみたいだし、それに実際に子供だからしょうがないけど・・・)
丁重にお断りしつつ、私が所属する第4班の上官4人に「おはようございます、今日もよろしくお願いします!」敬礼した。
「おはよう、高町」
デミオ・アレッタ三等空佐。私たち戦技教導隊第4班の班長を務める。ミッド式のオールラウンダー魔導師で、ランクはAAA+。赤い髪をスポーツ刈りにし
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ