暁 〜小説投稿サイト〜
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Eipic1-D移ろいゆく季節〜The Road to Ace of Aces〜
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やるべき事が今ないのなら、見つけられるように行動に移すのみだ。私たちは貨物機の後方150mを飛んで、貨物機の様子を管制室に報告し続ける。貨物機の針路は真っ直ぐ北に向かってる。このままだと首都航空隊の管轄内である首都から出ちゃう。その前にどうにかしないと。そう思ってた矢先、ドォン!貨物機のエンジンが爆発して、左翼の半ばから先が地上へと落下を始めた。

『こちらCA611便! ハイジャック犯が機内を魔法で攻撃! その影響でファンが止まって魔力エンジンがオーバーヒート! 予備電源でなんとか持ちこたえているが、長くは保たない! 頼む、助けてくれ! このままじゃ墜落してしまう!』

乗務員さんから最悪の知らせが入った。真下にはオフィス街がある。そんなところに墜落させるわけにもいかないし、翼もまた落とすわけにはいかない。だからとにかく今は、翼の対処が先だ。

「レイジングハート! エクセリオンモード!」

≪All right. Exelion mode≫

カートリッジをロードして、“レイジングハート”をエクセリオンモードへ。さらに続けてアクセルフィンを羽ばたかせて高速移動。翼との距離を詰めて、水平になるように位置調整。そして・・・

「ストライク・・・スタァァァーーーーズ!!」

エクセリオンバスターとアクセルシューター8発による多弾砲撃を翼へ向けて発射。ある程度は破壊できたんだけど、「思ってた以上に破片が・・・!」残っちゃった。

「任せてくれ!」

――クロスファイアシュート――

「ホーミングレイ!」

ランスター一尉とアレッタ三佐の魔法が、細かくなった翼の破片を全て破壊してくれた。でもこれで終わったわけじゃない。貨物機がゆっくりと墜落を始めて行ってる。しかも「隊長! ハイジャック犯と思われる連中が・・・!」航空隊員さんの言うように開いた搭乗口から5人が飛び出してきて、飛行魔法で逃走を図ろうとした。

「絶対に逃がさない・・・!」

“レイジングハート”をバスターモードに戻して、足元に展開したフローターフィールドに着地。カートリッジを2発ロードしたうえで魔力をチャージ。そして5人をロックオン。

≪Divine Buster Extension !!≫

「シューット!!」

私の砲撃の中で最大射程を誇るディバインバスター・エクステンションを発射。ハイジャック犯は貨物機から距離を取っていてくれたから、貨物機に誤射することはない。まず1人を撃墜。放射を途切らせることなく“レイジングハート”を動かしてさらに2人目、3人目、4人目、最後の5人目へと着弾させた。揃って地上へ墜落していくのを確認。

「確保お願いします!」

「あ、はいっ!」

私の砲撃を見てなのか呆けてたランスター一尉
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